ロ・ウクライナ和平協議、領土問題が焦点に ジュネーブで2日間

 ウクライナとロシアは米国の仲介による3回目の和平協議を17─18日にスイス・ジュネーブで行う。昨年12月にウクライナ東部ドネツク州で撮影(2026年 ロイター)

[ジュネーブ 17日 ロイター] – ウクライナとロシアによる3回目の和平協議が17日、米国の仲介の下、スイス・ジュネーブで始まった。2日間の日程。今回の協議では領土問題が主な焦点となる見通し。

トランプ大統領は会談に先立ち、協議に何を期待しているかという記者団からの質問に対し「われわれは重要な協議を行っている」と回答。「ウクライナは早く交渉のテーブルに着くべきだ。私が言いたいのはそれだけだ」とし、ウクライナに対し合意に向けて迅速な行動を取るよう要求した。

ロシアはウクライナ東部ドネツク州の8割を占領しているが、残る2割についても割譲を要求。ウクライナは拒否している。

協議を前に、ロシアは夜間にウクライナ各地へ大規模な空爆を実施。南部の港湾都市オデーサでは電力網に深刻な被害が生じ、ゼレンスキー大統領によると数万人が暖房や水の供給を断たれた。

ゼレンスキー氏は、ロシアに対する一段と厳しい制裁や、ウクライナへの武器供与を通じて「真に公正な」和平を実現するため、同盟国が圧力を強めるよう呼びかけた。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は16日、「今回は主要なものを含むより広範な問題を議論する考えだ。領土問題と、われわれがこれまでに提示した要求に関連する他の全ての事項に関わっている」と記者団に述べた。 もっと見る

3カ国の協議はこれまでアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで2回行われ、双方が建設的と評価したものの、大きな進展はなかった。

今回の協議でロシア側はメジンスキー大統領補佐官が代表団を率いる。

しかし、ウクライナ側の交渉担当者は以前、メジンスキー氏が侵攻の言い訳として歴史についてレクチャーしたと非難しており、今回の協議での大きな進展の期待は一段と低下している。

ゼレンスキー大統領は14日、ミュンヘン安全保障会議で、ジュネーブでの協議が「真剣で実質的なものになることを望むが、正直なところ、双方が全く異なることを話しているように感じられることもある」と述べた。

ウクライナ代表団はウメロフ国家安全保障・国防会議書記とブダノフ大統領府長官が率いる。ウメロフ氏は出発前、「持続可能で永続的な平和」というウクライナの目標は変わっていないと述べた。

領土問題に加え、ザポリージャ原子力発電所の管理権、戦後のウクライナでの西側部隊の役割などを巡ってもロシアとウクライナの隔たりは依然として大きい。

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