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7月3日〜5日に開催されるERC第3戦ラリーディローマ・キャピターレ(イタリア、ターマック)には、イタリアラリー選手権(CIAR)が併催されていることで、昨年の全日本ラリー選手権JN-1クラス王者で今季はCIARへのフル参戦に挑んでいるヘイキ・コバライネン(シトロエンC3ラリー2)も参戦する。
今回のラリーディローマ・キャピターレには、トップカテゴリーのラリー2車両が46台もエントリーしているが、ERCの規則により、ERCのポイント対象として選手権にノミネートしているドライバーやFIAのプライオリティステイタスを持っているドライバーがスタートリストの先頭に名を連ねることになる。全日本ラリー選手権レギュラーの新井大輝は保井隆宏とコンビを組んで、シュコダ・ファビアR5でERCにエントリー。これまでアンドレアス・ミケルセンなどを走らせてきたイタリアのBCビジョンからマシンをレンタルし、ダンロップタイヤを装着してERCの強豪に挑む。
ダンロップタイヤを使用するコバライネンの所属チーム、Gino Motorsportはイタリアラリー選手権へのフル参戦を活動の軸としているため、他のイタリアラリー選手権参戦チームと同様、ERCには選手権登録手続きを行っていない。このためコバライネンはエントリーリストの90番目に名を連ねており、スタート順も後方となることが予想される。レグ2の出走順についても、ERCではレグ1終了時の順位よりもFIAのプライオリティが重視されるため、ノンプライオリティのドライバーは後方からのスタートとなる。そのため、コバライネンは先に走行するマシンが路面に掻きだした砂利や石の影響を受けやすくなるが、スタート順が遅くなる分、イタリアラリー選手権レギュラーチームの全員が同じコンディションで走ることになり、その点はメリットとなりそうだ。
ラリーディローマ・キャピターレは来年はWRCカレンダーに昇格することが決まっていることから、その準備のため今回のイベントは拠点をこれまでのローマ南部のフィウッジから、ローマ市内のEUR地区に移転。さらにラリールートも大幅に見直された。
金曜日に行われる有名なコロッセオ前での開幕スーパーSSはレイアウトの変更はないが、土曜日にローマ北東部のリエティ周辺で開催される山岳ステージは2026年に新設されたものだ。また、日曜日のルートのうち、フィウッジに近いセクションはERCローマの常連ドライバーには馴染みがあるかもしれないが、ステージ自体は大幅に変更されているため、過去の経験が以前ほど大きなアドバンテージにはならないと予想される。

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「ERCのドライバーたちが速いか遅いかについては、自分にとってはあまり重要ではないので、それほど気にしていない」とコバライネンは語る。
「自分にとって優先事項は、CIARのドライバーに近いタイムで走ることだ。理論上、誰もステージに関する知識を事前に持っていないのであれば、条件が平等になるため、自分たちにとっては少し有利になるはずだ。しかし、それがどれほどの影響をもたらすかは未知数。地元ドライバーの方が常に速いし、どこでインカットできるか、どのようなライン取りができるかをより深く理解しているようだ。しかし、そのことも構わない。自分はこのイベントを楽しみにしている。シーズンのなかでも最大級のイベントだし、ローマの中心でスタートとフィニッシュが行われるのは本当に素晴らしいことだ」
CIARではコ・ドライバーのパトリック・オーマンと組んで参戦しているコバライネンは、3戦が終わった時点で、ポイントランキングでは総合11番手、プロモーション選手権では5番手につけている。
ステージ総距離197.02km、全11ステージで構成されるラリーディローマ・キャピターレへの挑戦に、コバライネンはダンロップが用意した2種類の新しい構造とコンパウンドのタイヤを使用することになる。これについてコバライネンは、「本当にエキサイティングなイベントになる」と語っている。

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