海外旅行のガイドブック「地球の歩き方」の国内シリーズとして「佐賀県」版が来年春に出版される。県単位では九州で初めて。約10名の取材班で県内全20市町を巡るほか、ウェブを使ったアンケートを実施して表紙の絵柄やご当地ネタ、お薦めスポットを募る。由良暁世編集長は「単なるお出かけ本にとどまらず、佐賀の魅力を伝える旅事典にしたい」と意欲を見せる。

 「地球の歩き方」は1979年に創刊。地域の歴史や文化を重視した編集で、海外旅行者のバイブルとして長年親しまれている。東京五輪を控えた2020年に、初の国内シリーズ「東京」を出版すると、10万部を売り上げた。佐賀県は国内シリーズの39冊目で、九州内では北九州市に次ぐ2冊目となる。

「佐賀県」版の制作が決まったことを山口祥義知事(中央)に報告した「地球の歩き方」の由良暁世編集長(右)と日隈理絵プロデューサー=県庁

「地球の歩き方 佐賀」の制作決定を山口祥義知事(左)に報告する由良暁世編集長=県庁

国内外160以上の地域を取り扱う旅行ガイドブック「地球の歩き方」。来年春に「佐賀県」版が加わる=佐賀市の県立図書館

国内外160以上の地域を取り扱う旅行ガイドブック「地球の歩き方」。来年春に「佐賀県」版が加わる=佐賀市の県立図書館

 海外旅行のガイドブック「地球の歩き方」の国内シリーズとして「佐賀県」版が来年春に出版される。県単位では九州で初めて。約10名の取材班で県内全20市町を巡るほか、ウェブを使ったアンケートを実施して表紙の絵柄やご当地ネタ、お薦めスポットを募る。由良暁世編集長は「単なるお出かけ本にとどまらず、佐賀の魅力を伝える旅事典にしたい」と意欲を見せる。

 「地球の歩き方」は1979年に創刊。地域の歴史や文化を重視した編集で、海外旅行者のバイブルとして長年親しまれている。東京五輪を控えた2020年に、初の国内シリーズ「東京」を出版すると、10万部を売り上げた。佐賀県は国内シリーズの39冊目で、九州内では北九州市に次ぐ2冊目となる。

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 国内シリーズは、地元の人が魅力を再発見するために購入するケースが多く、地元への愛着が強い地域で多く売り上げる傾向があるという。各種調査で、佐賀県は県外に魅力が十分に知られていない一方で、県民の「地元愛」が強いデータが示されていて、制作の決め手になった。加えて、吉野ケ里遺跡や陶磁器などの豊富な歴史、文化があることも後押しになった。

 制作は、県内や九州に在住する約10名のライター、カメラマンが20市町全てを巡る。「地元と一緒に作り上げる」との考えから、ウェブを使ったアンケートを実施。地域のシンボルが飾る表紙のイラスト案やご当地ネタを募る。

 1日、由良編集長や日隈理絵プロデューサーが県庁に山口祥義知事を訪ねた。由良編集長は「佐賀の魅力を『地球の歩き方』らしく紹介し、地元の人には魅力を再発見できる本にしたい」と意気込みを語った。山口知事は「20市町それぞれの地域の個性をどう伝えてくれるかが楽しみ」と期待を寄せた。A5サイズで436ページ、2420円での発売を予定している。(北川尊教)

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