富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(富士フイルムBI)は6月10日、インドのデリー首都圏ハリヤナ州ファリダバード市に、プロダクションプリンター「Revoria Press」シリーズを活用した高付加価値印刷の検証・人材育成を担う新拠点「Revoria Experience Center」を開設した。同拠点は、急成長するインドの印刷市場において、多様な用紙への対応や特殊トナーを活用した付加価値の高い印刷物の実現に向けた出力検証およびオペレーターやデザイナーの人材育成を通じて、印刷業の顧客のビジネス拡大と生産性向上に貢献する。
「Revoria Experience Center」では、特殊紙や特殊トナーを活用した印刷物の実例を紹介
インド市場の品質ニーズに応える検証機能
インドでは経済成長と労働人口増加を背景に、消費活動やビジネス活動において品質や付加価値を重視する傾向が強まっている。商業印刷市場でも低コスト印刷からデザイン性や高い印刷品質を重視したニーズが高まっており、特にプリントショップ分野での多様な用紙への対応力強化や、フォトブック印刷分野での高品質な加工・加飾が重視されている。
富士フイルムBIはプロダクションプリンター「Revoria Press」シリーズにおける特殊トナー搭載や特殊紙への対応を通じて、高品質で付加価値の高い印刷の実現を支援してきた。特殊トナーとしては、モニター上で見る鮮やかなRGBデータの色彩に近い広色域の出力を可能にするピンクとグリーンに加え、高い光輝性を持つゴールドやシルバーを提供。また、凹凸のあるエンボス紙やフィルムなどの特殊紙にも対応している。新設された「Revoria Experience Center」では、これらの最新技術を実際に体感できる環境を整備し、専門スタッフが販促物やパッケージ、フォトブックなど幅広い印刷物の出力検証から活用提案までを支援する。
Revoria Press PC2120
プロダクションプリンターで印刷した、高品質な加工や加飾を伴うフォトブックの例
オペレーターやデザイナーの育成で生産性と提案力を向上
同センターでは、印刷技術の提供だけでなく、人材育成を目的とした複数のプログラムを提供する。印刷品質の安定化や機器稼働率の向上を目指すオペレーター教育のほか、印刷物を発注する顧客への提案力強化を見据えたデザイナー育成プログラムを実施し、デザイン視点での表現力や印刷技術への理解を深める。また、特別な知識や高度な技術がなくてもプロダクションプリンターを活用したフォトブック印刷を手軽に体験できる環境を提供し、フォトブック印刷の活用機会拡大を図る。
富士フイルムグループは同拠点を起点として、インド市場における幅広い印刷需要に応え、新たな需要創出に取り組む。
Revoria Experience Center施設概要
施設名称:Revoria Experience Center
所在地:インド デリー首都圏ハリヤナ州ファリダバード市
開設日:2026年6月10日
主な設備:Revoria Press PC2120、Revoria Press EC2100S、Revoria Press SC285S、ApeosPro C810 / C650
