画像=LG Energy Solutionの展示ブースイメージ

LG Energy Solutionは6月22日、ドイツ・ミュンヘンで開催されるバッテリーエネルギー貯蔵関連展示会「ees Europe 2026」に出展すると発表した。AIデータセンター向けのバッテリー統合ソリューションを前面に打ち出し、欧州市場での事業拡大を狙う。

会場では、AIデータセンター向けに特化した電力供給ソリューションを紹介する。電力網向けのバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)から、無停電電源装置(UPS)、バッテリーバックアップユニット(BBU)まで、データセンター向け電源インフラを幅広くカバーする製品群を展示する。

電力網向けESSでは、ポーランド・ブロツワフ工場で生産したリン酸鉄リチウム(LFP)セルを採用した「JF2S DC LINK 5.0」を披露する。バッテリーセルの生産からシステム組み立てまでを、ポーランドで一貫して手掛ける体制だとしている。

同社によると、主要な電気・電子部品は信頼性の高い認証企業から調達しているほか、現場で想定されるハッキングリスクに備えたサイバーセキュリティ体制も整備した。データセンターの非常用電源向けには、次世代のJP6 UPSラックシステムと、高性能サーバー向けの2170 BBUも公開する。

また、バッテリーのライフサイクル情報をデジタル管理する「Battery Passport(バッテリーパスポート)」への対応状況も示す。欧州では、電池規制(EUBR)や産業加速化法(IAA)を通じ、バッテリーの全工程にわたる透明性の確保と域内サプライチェーンの構築を求める方向で規制強化が進んでいる。

同社は、ポーランドを軸とした現地生産体制とバッテリーパスポート対応を通じ、こうした規制への先行対応を進める方針だ。担当者は「今回の展示は、AIデータセンター向け電力インフラの中核パートナーとしての当社の強みを示す機会になる」とした上で、「欧州での生産力と高度な規制対応力を基盤に、欧州市場で差別化した顧客価値を継続的に創出していく」とコメントした。

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