茨城県桜川市のこども園の統合移転計画、市議会が撤回を求める請願を採択

桜川市役所大和庁舎=桜川市羽田(資料写真)

地域別桜川市役所大和庁舎=桜川市羽田(資料写真)

茨城県桜川市議会は、市社会福祉協議会(市社協)が運営する「岩瀬認定こども園」と「岩瀬東部認定こども園」の統合移転計画について、市に撤回指導を求める請願を全会一致で採択しました。今後は市に対し、適正な規模や候補地の選定など、改めて慎重な検討が求められることになります。

統合移転計画が持ち上がった背景

この計画は、両こども園の施設の老朽化や、敷地の狭さを解消して運営の効率化を図るため、市社協が今年2月に市へ提案したものです。新たな移転先としては、JR大和駅北地区にある桜川地域医療センターの隣接地が候補として挙げられていました。

撤回を求める請願が採択された理由

この計画に対し、岩瀬地区の区長会などから撤回指導を求める請願が出されていました。

市議会では、「老朽化対策などの施設整備は必要であるものの、保護者をはじめとする関係者から広く意見を聴くべき」と指摘されました。その上で、将来の人口推移や民間こども園の定員数なども踏まえ、適正な規模や場所について十分に検討を重ねてから進めるべきだと判断され、全会一致での採択に至りました。

今後の市の対応と見通し

桜川市の担当課は、提案があった後の4月時点で、市社協に対してすでに「地域全体を見て検討すべきであり、時期尚早である」と回答しているとのことです。一方、計画を提案した市社協は「現在は身動きが取れない状況にあり、市に今後の方向性を示してもらうしかない」と話しています。

施設の老朽化対策は急務ですが、子育て世代にとって通園環境は生活に直結する重要な問題です。広く声を集め、地域にとってより良い形での施設整備が進められるのか、今後の市の対応が注目されます。

とりぷれ

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