丸井グループ創業家3代目の青井茂氏は、祖父の地元である富山を拠点に、様々な魅力をつなぎあわせ、新たなまちづくりに挑んでいる。狙うのは地方創生ではなく、自らがつくりだした造語である「地方覚醒」。地域に着眼した背景から、地方覚醒を実現するための戦略や道のりについて、話を聞いた。

青井 茂(株式会社TOYAMATO 代表取締役)

富山まちづくり会社
TOYAMATOを創業

2020年に創業した富山まちづくり会社「TOYAMATO」。社名は「富山と〇〇」のように、食や伝統文化など富山の様々な魅力をつないでいき、新しい事業の創造を狙うことを表現している。

立ち上げたのは丸井グループ創業家の3代目である青井茂氏だ。⽶国のコンサルティング会社や産業再⽣機構などを経て、2010年に丸井グループ創設者である青井忠治が設立した豊島興業(現アトム)に⼊社し、2019年に代表就任。その後、不動産管理事業を主軸に展開するなかで、地域に着目した背景について次のように振り返る。

「前職で地方企業の再生に携わり、そこで失われた30年を経た地域の衰退の現実を目の当たりにしました。また、アトムでの事業がAIやデータ活用が進むなかで、自分だからこそできる仕事は何だろうと考えるようになり、それらが合わさって地方創生に注力しようと考えたのです」

Share.