KDDIと沖縄セルラーは、auのスマートフォンユーザー向けに、用途に合わせて2つ目の電話番号を利用できる音声・SMS専用サービス「セカンドナンバー」の提供を開始した。月額利用料は550円。申し込み窓口はau取扱店およびMy auで、eSIMのみの提供となる。

auユーザー向けに提供

 セカンドナンバーは、仕事用とプライベート用の使い分けをはじめ、各種オンラインサービスへの登録やSNS、趣味のイベント応募など、用途ごとに電話番号を管理・運用できるサービス。データ通信には対応せず、電話およびSMSの発着信に特化している。他社へMNPもできる。

 迷惑電話やいたずら電話を着信拒否に登録できる「迷惑電話撃退サービス」のほか、「お留守番サービス EX」「割込通話」「三者通話サービス」が含まれる「電話きほんパック (V)」が標準で提供される。国内通話料は30秒につき22円、SMS送信料は1通につき3.3円となる。ひとつの端末でふたつの番号を利用するには、デュアルSIM対応のスマートフォンが必要となる。

 店頭での申し込みであれば、電話番号の下4桁を任意の数字に設定できるオプション「YOU選番号」にも対応する。通常は1100円の利用料が必要となるが、セカンドナンバーの新規申し込みと同時に申し込むことで、利用料1100円が実質無料となる特典が適用される。利用開始後に番号変更として申し込む場合は4950円の事務手数料がかかる。

 保有できるセカンドナンバーは1au回線につきひとつまで。セカンドナンバーの番号で他社へMNPした後は、新たに別のセカンドナンバーを契約できるが、1年以内の再契約は4950円の事務手数料が発生する。主回線で契約している通話オプション含めて、かけ放題などは適用できない。また、セカンドナンバーとして申し込んだ番号を、通常のデータ通信可能な契約に変更することはできない。UQ mobileとpovo、法人名義の契約はサービスの対象外となる。

もうひとつの電話番号へのニーズ

 KDDIが2月に1万人を対象として実施した調査では、プライバシー保護のほか、仕事とプライベートの分離や各種サービスの登録用として電話番号を分けたいというニーズが高かったという。

 povoなどをサブ回線として持つことで近い体験はできる。しかし、あえて「電話番号」に着目したサービスを迷惑電話対策込みで月額550円という利用料で提供することで、より手軽に利用してもらいたい狙いがある。サブ番号へのニーズは年代を問わず一定以上あり、Web手続きが難しいシニア世代も店頭で申し込めるメリットもある。

 トビラシステムズの調査によると、総着信数に占める迷惑電話の割合は2022年度以降増加傾向にあり、2025年度には26.8%に達しており、ユーザーの安全への配慮からセキュリティ機能を含めている。auユーザーのみが契約でき、セカンドナンバーとして保有できる番号はひとつに限定することで、1人が大量の番号を保有することや不正な利用を防ぐ仕組みになっている。

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