はじめに

研究の原点である洋楽、テイラースウィフトのライブに行った時の写真です

こんにちは!渡邊彩枝です。この度は本プロジェクトページを閲覧していただき誠にありがとうございます。この度、9月から応用言語学を学ぶためイギリスのヨーク大学大学院に進学予定です。音楽やSNSなどの日常的なメディア接触と言語習得の関係を研究し、その知見をEdTechやメディアコンテンツの設計へつなげることを目指しています。今回、この進学を実現するため、400万円を目標にクラウドファンディングへ挑戦します。

略歴

2004年 茨城県つくば市出身

2019年 土浦日本大学高等学校に進学。特待生として学費免除を受けながら学業に励む。一方で硬式テニス部に所属し練習や試合にも精力的に参加。2021年関東高等学校テニス選手権大会に出場

2022年 早稲田大学教育学部英語家文学科に進学。英語サークルや東南アジアでの国際協力NGOに所属し言語や教育、国際交流への関心を深める。 3年次から原田ゼミに所属し原田哲男教授のもとで応用言語学・第二言語習得を中心に学ぶ。

2024年夏 東北インターナショナルスクールの研修訪問やゼミでの学びを経てオーストラリア・シドニーでの教育インターンに参加。中学校・高校2校で日本語科目のティーチングアシスタントを務める。

2025年夏 アメリカ・ロサンゼルスでの研修に参加。UCLAの言語クラスや複数の教育機関を訪問し多様な言語使用や学習環境を調査。

 その他snsアプリのマーケティングリサーチアシスタントやAI言語会話システム等の実験参加を経て、卒業論文「Songs and Second Language Listening: Comprehensible input, Noticing, and Affective Factors」を執筆。メディア使用としての音楽を通じた第二言語習得について研究する。

2026年4月 University of York MA Applied Linguisticsに合格

2026年9月からの進学を目指している。

現在は早稲田大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程において聴講生として学びながら準備を進めている。

シドニーでの教育インターン
 

ロサンゼルス El Marino Language Schoolでの研修

海外現地校:TAを務めたクラスでのメディア使用の様子研究関心の原点

私が言語に興味を持ったきっかけは、小さい頃から好きだった洋楽です。机に向かう英語学習にはなかなか熱中できなかった一方で、洋楽や映画、ポッドキャスト、SNSを通じて英語に触れることは好きで、日常生活の中で自然に英語との接点を増やしてきました。

しかし、好きな音楽を何度も大量に聴いていても、歌詞や表現が必ずしも記憶に残ったり、語彙力が上がらないことに疑問を抱いていました。

「好きこそ物の上手なれ」というけれど、聴く量や見る量が増えれば、言語力も自然に伸びないないのは何故なのか?BGMのように無意識的、受動的に触れるだけでは何も意味がないのか??

このような身近な疑問が、私の研究の出発点になりました。

その後、偶然にも応用言語学を学ぶことになり、米国やオーストラリアの教育現場で言語学習に関わり、音楽や動画などのメディアが、学習者の関心を引き出し、継続的に言語へ触れるきっかけになっている様子を目にしました。これらの経験から単に言語学習ではなく、メディアそのものと言語使用や言語発達の関係性に興味を持つようになりました。大学では、学習者が理解できる内容に触れることが言語習得を支える「comprehensible input(理解可能なインプット)」や、言語の特徴を意識する「気づき」という考え方を学び、卒業論文では音楽と第二言語リスニングの関係を研究しました。

ヨーク大学では、この関心をさらに発展させ、日常的なメディアとの接触が、どのような条件のもとで言語への気づきや理解、記憶につながるのかを探究したいと考えています。

卒業論文発表内容を一部抜粋

このプロジェクトで実現したいこと

ヨーク大学大学院(1年間の修士課程プログラム)への留学に必要な資金、総額約1,100万円のうち、400万円を集めることを目指しています。このクラウドファンディングを通じて集まった資金は主に学費の支払いに当てたいと考えております。

イギリスにおいて留学生に対しては現地学生の2~3倍以上の学費を支払う必要があり留学生にとっては大きな問題となっています。(https://note.com/sasa_clvr428/n/n37eaa54a3509)「留学に必要な資金、総額1,100万円」の内訳を詳説します。 第一に、ヨーク大学修士課程(1年間)の学費が約26,900ポンド(585万円)です(参照:MA Applied Linguistics – Study at York, University of York)

第二にヨーク大学の公式情報では、生活費は住居費・食費・交通費・教材費などを含み、実際の支出額は生活スタイルによって異なるとされています。そのため英国学生の平均的な支出データを参考に、食費・交通費・日用品・通信費などとして年間£7,800〜9,500を見込んでいます。(参照:https://www.savethestudent.org/money/student-budgeting/what-do-students-spend-their-money-on.html)、また。ヨーク大学は寮費が高く入寮予定の年間寮費£10,467.(227万円)となっております。円安上昇や物価変動、渡航直後の生活用品の購入、予期しない支出にも備え、寮費を含む生活関連費の合計合計約£18,300〜20,000(約397〜440万円)と試算しています。(参照:https://www.york.ac.uk/study/accommodation/rooms-prices/wentworth/)。第一希望としていた寮には入居できず、大学から案内された寮は、当初想定していた寮よりも費用が高くなりました。現在は、入居後に空きのある安価な寮へ変更できないか、大学のAccommodation Officeに相談を続けています。また、将来的に家賃が安く済むシェアハウス等へ移ることも選択肢として検討しています。ただし、現時点では大学から提示された寮のオファーを受諾しており、契約上、入居前に別の寮や住居へ変更することが難しいため、まずは現在の寮に入居する予定です。入居後も、生活環境や契約条件を確認しながら、可能な範囲で住居費を抑える方法を探していきます。

第三に、航空費代(約20万)や学生ビザ申請料金(約30万)など渡航までに必要な資金が合計で50万円ほどと見込まれます。(参照:ビザ申請料£558=約12万 https://www.gov.uk/student-visa/IHS =Immigration Health Surcharge:£776=約17万 https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay)これらを足し合わせた金額が1,100万円となり、「留学に必要な資金」として位置付けております。

学部在学中は、早稲田大学教育部の推薦を受け、公益財団法人アキレス育英会の無利子貸与奨学生として学業を継続してきました。私は四人きょうだいの家庭で育ち、現在も私を含む三人が大学に在学しています。そのため、父の収入だけで複数人分の教育費をすべて賄うことは難しく、大学在学中も貸与奨学金や、多子世帯を対象とする国の給付奨学金制度に支えられてきました。今回の進学にあたっても、利用できる奨学金や貸与制度を最大限活用しながら、資金準備を進めています。現在学内奨学金であるInternational Master’s Achievement Scholarshipに採用されており£7,500(約163万)の授業料減免を受けます。またJJASSO第二種奨学金(海外・有利子貸与:200万)を生活費等に充てる予定です。加えて家族から約180万円の援助を受ける予定であり、現在、親族からも最大200万円程度の援助について相談を進めていますが、まだ確定していません。

親族からの援助が全額実現した場合でも、授業料減免、貸与奨学金、家族・親族からの援助を合わせた資金は約743万円であり、そのため総費用約1,100万円に対して主に12月から続く後期学費や第2回3回の寮費分となる約357万円が不足する見込みです。親族からの援助が実現しない場合には、不足額がさらに大きくなります。また、総費用約1,100万円は、現時点で判明している費用をもとにした試算であり、今後の為替変動や渡航後の予期しない支出は多く含んでいません。

そのため、本クラウドファンディングでは支援総額400万円を目標とします。手数料等を差し引いた受取見込額は約325万2,000円であり、主に後期授業料と寮費の支払いに充てます。残る不足分については、追加の奨学金への応募、借入額の調整、住居費を含む生活費の見直しなどを通じて準備します。

このほか、現在結果待ちの給付型奨学金がありますが、採否および支給額はまだ確定していません。そのため、本プロジェクトでは、これらの奨学金が採択されなかった場合も含めて資金計画を立てています。採択された場合には活動報告を通してお知らせし、必要資金の変動や資金の使途についても透明性をもってご報告します。

追加の奨学金に採択された場合は、為替変動や手数料を含む学費・寮費の不足分に充てるとともに、可能な範囲でJASSOによる借入額を抑える予定です。

なぜイギリスか、なぜヨーク大学か

私がイギリス、そしてヨーク大学を留学先として選んだ理由は、主に4つあります。

①応用言語学の研究コミュニティが充実していること②ヨーク大学の教育・研究内容が、自身の研究関心と合っていること③大学や学会の枠を越えた研究ネットワークがあること④言語を国際的・多文化的な文脈から研究する必要性を感じていることです。

① 応用言語学の研究コミュニティ

応用言語学の研究において、イギリスはアメリカに並んで国際的な拠点の一つです。イギリスには、英国応用言語学会(BAAL)を中心に、応用言語学の研究者や学生が交流する環境があります。BAALでは年次大会に加え、専門分野ごとの研究グループ、セミナー、研究者育成のためのワークショップなどが行われています。一つの大学の中だけで学ぶのではなく、学外の研究者や学生とも接点を持ちながら研究を深められることに魅力を感じています。

② ヨーク大学と研究関心との一致

ヨーク大学のMA Applied Linguisticsには、「言語発達」と「会話分析」という二つの専門領域があり、どちらか一方を専門的に学ぶだけでなく、両方を横断して学ぶこともできます。

第二言語習得や言語処理、言語喪失、バイリンガリズムなど、言語がどのように習得・保持されるのかを扱う一方、発話だけでなく、視線や身振り、身体動作を含む実際のコミュニケーションを分析するマルチモーダル会話分析も学べます。

言語の発達という認知的な側面と、実際のコミュニケーションにおける言語使用という社会的な側面の両方から研究できる点が、音楽やSNSなどの日常的なメディア接触と言語習得・言語使用の関係を多面的に捉えたいという、私の関心と重なっています。

また、同学科には、第二言語習得におけるインプットの役割を心理言語学的な手法から研究するHeather Marsden教授や、発話・視線・身振りを含むマルチモーダルな相互行為を研究するKobin Kendrick上級講師が所属しています。言語の習得過程と、現実の場面におけるコミュニケーションの双方を研究できる環境が整っていることは、ヨーク大学を選んだ大きな理由です。(参照:https://www.york.ac.uk/study/postgraduate-taught/courses/ma-applied-linguistics/)

③ 大学や学会を越えたネットワーク

ヨーク大学は、リーズ大学、シェフィールド大学とともにWhite Rose University Consortiumを構成しており、大学間で研究や人材育成に関する連携を行っています。修士課程では、ヨーク大学内の授業だけでなく、学内外のセミナーや英国応用言語学会の研究会にも積極的に参加し、第二言語習得、メディア、言語技術に関わる研究者や学生、実務家とのネットワークを築きたいと考えています。

英国内の複数の大学から合格をいただき、それぞれのプログラムを比較した結果、言語発達と会話分析を横断しながら学べるヨーク大学を選びました。

④ 国際的・多文化的な文脈で学ぶ必要性

日本語を中心とする日本での社会的・文化的な文脈だけでは、多様な言語背景を持つ人々の言語発達やコミュニケーションの可能性を十分に捉えきれないと感じています。そのため、異なる言語や文化的背景を持つ人々が共に生活するイギリスで、自分自身も多文化的な環境に身を置きながら、応用言語学を学びたいと考えました。

ヨーク大学で得た知見を、教育だけに限定せず、SNS、広告、AI、多言語サービスなど、人が日常的に言葉と接するさまざまな場の設計へとつなげていきます。

将来的なビジョン: 言語学の知見を実社会に応用させる

ヨーク大学で得た学びを、次の2つの軸で社会へつなげたいと考えています。

1.言語学の知見を技術やサービスの設計へ

AIによる翻訳や文章生成が急速に普及し、グローバル化も進む現在、言葉を生成できることだけでなく、それが人にどのように理解され、記憶され、コミュニケーションにつながるのか、最終的にはどのように実社会の中で使用されていくのかを考えることが、重要になっています。

私は、応用言語学の知見を生かして、AIなどの言語技術やメディア、コンテンツを人の言語使用や学習の観点から捉え直し、より自然で利用しやすい形へ設計する仕事に携わりたいと考えています。将来は、EdTechや多言語サービス、コミュニケーションを支える技術やプロダクトへ、研究成果を実際に使われる形で接続することが目標です。

2.海外大学院進学の経験を次の挑戦者へ

日本では、交換留学や国内での就職活動に関する情報は比較的充実している一方、学位取得を目的として海外大学院へ進むための情報や支援は、まだ限られています。特に、出願準備や奨学金・資金計画、現地での学び、修了後の海外就職や帰国後のキャリア形成までを一貫して知る機会は多くありません。

私は、自身の留学準備から現地での学び、その後のキャリア形成までを継続的に発信し、日本から海外大学院を目指す人が、必要な情報を得ながら現実的な道筋を描けるよう支えたいと考えています。経済的な事情や情報不足だけを理由に進学を諦める人を減らし、海外での学位取得を、より身近な選択肢へつなげることが目標です。

皆様からのご支援の意味

円安や海外との物価・所得差が広がるなか、日本から海外で学ぶための経済的なハードルは高まっています。皆様からのご支援は、資金面を理由に挑戦を諦めず、英国大学院で言語学を学ぶための直接的な力になります。

現地では、言語学習や多言語環境、メディアにおける言語使用について、日本との違いも含めて学び、研究者や実務家とのつながりを築きます。その知見や現地で得た情報は日本へ還元し、ご支援いただいた皆様には、活動報告や研究成果、現地ネットワークを通じて得た情報へ優先的にアクセスしていただける形を目指します。

実行スケジュール

クラウドファンディング期間

2026年7月から8月末日まで

2026年9月 ヨーク大学院入学

227年9月 ヨーク大学院卒業

卒業後 日本に帰国し就職or欧州に残り就職

英国を含め海外でのインターンや就職を第一に目指し、言語・メディア・テクノロジーに関わる実務経験を積む予定です。具体的な進路は、大学院での研究や現地で築くネットワークを通じて定めていきますが、言語学の知見を教育に限定せず、社会で使われるサービスやビジネスへつなぐという軸は一貫しています。将来的には、研究とテクノロジー、社会を結ぶ立場で、言語に関わる仕組みやサービスの開発に携わることを目指します。

支援者の皆様へは、定期的に進捗をお知らせし、透明性を持った報告を続けてまいります。

リターンについて

ご支援いただいた方には、感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをはじめ、ヨークでの学びや現地での生活をお伝えする活動報告、支援者限定の動画、留学・大学院進学に関する相談会など、支援金額に応じたリターンをご用意しています。十分なお返しとは言えないかもしれませんが、ご支援への感謝を込め、今の私にできる形でリターンをご用意しました。

単なるお返しにとどまらず、留学準備から渡航後の学びまでを共有し、この挑戦を伴走してただけるような内容にしたいと考えています。

各リターンの詳しい内容や実施時期、注意事項については、リターン選択欄をご確認ください。

資金に関するその他具体策について

支援だけに頼ろうとしているとも思われるのも無理はないと思います。大型の教育ローンも選択肢のひとつとしては残しております。

しかし、現段階でも学部時代の貸与奨学金や利用予定のJASSO第2種貸与奨学金といった返済を抱えており、既に負担は大きいです。加えて修了後の就職状況や収入が確定していない段階で返済負担を大幅に増やし、保証人となる家族にも追加のリスクを負わせることには慎重であるべきだと判断しました。

本プロジェクトは、借入をまったく行わないためのものではなく、すでに利用する貸与奨学金や家族からの援助、追加の奨学金応募などと組み合わせながら、これ以上の債務負担を可能な範囲で抑えるための取り組みです。

また、第一目標を達成した場合には、残りの募集期間や支援状況、在学後の実際に必要となる費用を踏まえ、ネクストゴールの設定することも、検討しています。その際には、新たな目標金額と資金の使い道を改めて明確にお知らせいたします。

最後に

今回の留学は、私にとってさまざまな意味での挑戦です。

まずは、専門的な学びと研究を深めるアカデミアとしての挑戦です。それだけにとどまらず、海外でのキャリア形成とその計画、資金計画、情報収集、生活面での自己管理など、多くのことが試される挑戦でもあります。

決して、留学すること自体がゴールと定めているわけではなく、ヨーク大学での学びをその先の研究やキャリア、社会への還元へつなげていくことまでが、今回の挑戦だと考えています。

だからこそ、この挑戦に共感していただき、応援していただけましたら幸いです。金銭的なご支援はもちろん、プロジェクトのシェアや拡散、ご意見という形でお力を貸していただけることも、大きな励みになります!

一人でも多くの方にこの挑戦を知っていただき、応援してくださる皆さまとともに、この目標を実現できましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします

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