2026年08月04日 11時42分
AI


2026年8月2日より、EUの「AI法」によるAI生成コンテンツの表示に関する規則の適用が開始されました。AIの生成した画像や音声、動画、テキストに対して「人工的に生成したものであることを識別できるような表示」が義務化されます。

AI labels to be compulsory on authentic-looking content under EU rules | AI (artificial intelligence) | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2026/jul/31/ai-labels-to-be-compulsory-on-authentic-looking-content-under-eu-rules

AI Content Labels Become Mandatory Under EU Law – Unite.AI
https://www.unite.ai/ai-content-labels-become-mandatory-under-eu-law/

EU Will Mandate Labels On Authentic-Looking AI Content Starting August 2
https://www.engadget.com/2227966/eu-mandate-labels-on-authentic-looking-ai-content/

「AI法」は2024年5月に成立した法律で、2024年8月の施行当初は一部分のみが適用されました。

EUの「AI法」が2024年8月1日に施行決定、違反時の罰金は最大で年間売上高の7%か3500万ユーロ – GIGAZINE


2026年8月2日からは、AI生成コンテンツに関するラベル表示が義務化されます。この変更により、生成AIシステムを開発・構築している企業には、AIの出力したコンテンツがそうであるとわかるように機械可読形式でマーキングする義務が課せられます。

また、ディープフェイクにあたる画像・音声・動画や、公益に関する情報を伝える目的で公開するAI生成のテキストについて、閲覧する人々に対してAI生成であることを開示しなければなりません。

生成物以外だと、チャットボットやAIエージェント、アバターは、最初のやり取りの開始時点でAIであることを利用者に伝えるように設計されなければならないと規定されています。

義務の対象はシステムを開発・提供するプロバイダーと、自社の製品・サービス・出版物でAIを利用する導入企業の双方です。地理的要因による免責はなく、どこに拠点を置いていようとAI生成物がEU域内で使用される場合はAI法の適用対象となります。

違反した場合、最高で1500万ユーロ(約27億円)か、全世界の年間売上高の3%の罰金が科されます。中小企業に対しては減免措置が適用されるとのこと。

欧州委員会によると、AI製である旨の表示およびラベリングの義務を順守するため、Anthropic、Google、Meta、Microsoft、Mistral、OpenAI、Cohere、Aleph Alpha、Black Forest Labs、Synthesiaを含むサービスプロバイダー83社や、Getty Images、Lenovo、ルフトハンザ、電力会社のイベルドローラ、ブルガリなどの導入事業者が、自主的な行動規範に署名したとのことです。

MetaがAI生成コンテンツの透明性に関するEUの行動規範に署名 – GIGAZINE

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