令和に入って負け知らず。大会最多となる通算8回の優勝を誇る野母崎が、今年は5連覇に挑みます。
【写真を見る】令和無敗 5連覇へ 王者・野母崎「目標は過去の自分たち」【長崎ペーロン】
それでも、熊本拓二主将は「自分たちは毎年プライドを持っていますけど、いつもチャレンジャー精神を忘れないようにしている。特に今年はもっとチャレンジャー精神を持って、優勝をつかみ取れれば嬉しい」と話します。
Pintのシリーズ「ペーロンにかける」。第2回は、王者でありながら挑戦者であり続ける野母崎を追いました。
長崎ペーロン選手権は、毎年7月最終週の日曜日に長崎港で開かれる夏の伝統行事です。往復1,150メートルのコースでは、途中のターン(折り返し)の技術も勝敗を左右します。今年は17チームが出場します。
■王者を鍛える「岩おこし」
野母崎の強さを支えているのが「岩おこし」と呼ばれる練習です。
船を桟橋につないだまま、本番を想定して5分間全力で櫂を漕ぎ続ける。止まったままの船は水抵抗が大きく、漕ぎ手の体力を容赦なく奪います。
正しいフォームを身につけ、ひと漕ぎの推進力を高めるのが狙いです。
過酷な練習の中、舵取りを務める山崎 聡さんの声が飛びます。
「岩おこしきつい。きつかけどコースば走りよるってイメージして。そうせんば5拍子が雑になりよっと。1拍子深く。5拍子長く」
週5日、本番と同じ1,150メートルのコースを設定して重ねてきた鍛錬。去年の決勝でも厳しい練習が実を結びました。
序盤の横並びから復路のターンで一気に抜け出します。
実況:
「第一コース野母崎小さいいいターンを見せている」
「ペースが上がるペースが上がる」
「いま野母崎がゴール!野母崎4連覇達成!」
復路で一気に差をつけ、追い込みの強さを見せつけました。
■初抜擢の一番櫂と「長崎の海が好き」で入った女性メンバー
船のスピードを左右する先頭(一番櫂)に今回初めて抜擢されたのは、気持ちの強さを買われた松村勢波さんです。
「自分が心折れたらみんな折れると思うので、思い切り漕いで、声出して。折れそうになったときは声出して頑張ってます」
