米国で当社の分析計測事業を統括するShimadzu Scientific Instruments, Inc.(以下SSI、メリーランド州コロンビア)は、5月31日から6月4日に米国・カリフォルニア州サンディエゴで開催された第74回米国質量分析学会(ASMS2026)に出展しました。

出展時のスタッフ一同

会場では、質量分析に関する最新ソリューションの展示やブレックファストセミナーを実施したほか、ホスピタリティスイートも設けました。さらに、島津グループの研究者らによる口頭発表・ポスター発表を通じて、質量分析の最先端技術と研究成果を発表しました。

「Kick Some Mass」ロゴ

SSIは毎年、開催都市にちなんだデザインの「Kick Some Mass」ロゴを制作しています。開催前から会期中にかけてのプロモーション活動をはじめ、ブースやホスピタリティスイートなどでも大きく展開されました。

 

 

世界最大級の質量分析学会ASMS

ASMS(The American Society for Mass Spectrometry)は、質量分析における世界最大級の学会です。毎年開催都市を変えて年次総会が開催され、2026年はサンディエゴで開催されました。

会場となったサンディエゴ・コンベンションセンターには、世界各国から研究者や大学関係者、企業関係者が集まり、最新の研究成果や技術開発について活発な議論が交わされました。ライフサイエンスやバイオテクノロジー産業が集積するサンディエゴは、質量分析分野における重要な研究開発拠点の1つとしても広く認識されています。

 

SSIの出展と最新ソリューションの紹介

SSIは展示ブースに加え、ブレックファストセミナーとホスピタリティスイートを開催しました。

展示ブースには大型の映像ディスプレイを設置し「Kick Some Mass」をテーマに統一感のある空間を演出しました。来場者にはオリジナルTシャツなどのノベルティを配布し、多くの来場者との交流の場となりました。

展示では、新薬開発や環境分析、食品の安全性評価など幅広い分野で活用される四重極飛行時間型液体クロマトグラフ質量分析計(Q-TOF LC-MS)「LCMS-9050」や、試料の前処理から分析までの流れを自動化し、研究や検査の効率化を支援する「CLAM-2040」のほか、MALDI-TOFイメージング関連ソリューション、LC-MS/MS、GC-MS/MSシステムなどを展示し、島津の幅広い質量分析プラットフォームを紹介しました。

また、ホスピタリティスイートでは、日中は島津の担当者が研究者やユーザーを迎え、装置やソフトウェアのデモンストレーションを交えながら、リラックスした雰囲気の中で活発な意見交換を行いました。夜には来場者が交流を楽しめる場として機能し、Tシャツやソックス、巨大な微生物のぬいぐるみなどのノベルティを配布し、多くの来場者に好評を博しました。

ブレックファストセミナー

ブレックファストセミナー

展示ブース

展示ブース

ホスピタリティスイート会場

ホスピタリティスイート会場

Kick Some Massロゴが入ったノベルティ

Kick Some Massロゴが入ったノベルティ

ホスピタリティスイートの様子

ホスピタリティスイートの様子

 

島津グループの研究成果を世界に届ける

ASMS2026では、米国、日本、英国、中国など世界各地の島津グループから研究者・技術者が参加し、環境分析、ライフサイエンス、医薬品開発、質量分析イメージングなど幅広いテーマで約60件のポスター発表を行いました。

発表には、PFAS(有機フッ素化合物)分析、核酸医薬やペプチド医薬など次世代医薬品開発を支える分析技術、MALDIイメージングとAIを活用したノンターゲット解析などが含まれました。

ノンターゲット解析は、あらかじめ対象物質を限定せずに試料中の成分を幅広く探索する手法です。AIや高度なデータ解析技術と組み合わせることで、環境中の未知の汚染物質や新規医薬品代謝物の発見などへの応用が期待されています。

今回島津グループがASMS2026で発表した研究テーマの多くは、安全な水や食品の確保、新しい医薬品の開発、疾患メカニズムの解明など、私たちの暮らしや社会課題と深く関わるものです。世界各地の島津グループは、それぞれの地域で培った知見や技術を持ち寄りながら、質量分析技術の開発を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

 

SSI担当者のコメント

ASMS 2026では、世界各地の研究者やユーザーの皆さまと直接交流し、質量分析技術がもたらす可能性について議論する貴重な機会となりました。
環境分析、ライフサイエンス、医薬品開発、AI活用など、質量分析への期待がますます高まる中、島津グループは今後もお客様の研究・開発を支えるソリューションの提供を通じて、科学技術の発展と社会課題の解決に貢献していきます。

 

Share.