天文台協全国大会 倉敷で始まる 岡山県内初 次の100年へ公開天文台の在り方探る

倉敷天文台設立時の観測室を見学する参加者=ライフパーク倉敷

 日本公開天文台協会(事務局・兵庫県姫路市)の第20回全国大会が29日、ライフパーク倉敷(倉敷市福田町古新田)の倉敷科学センターで始まった。国内初の公開天文台、倉敷天文台(同市中央)の開設100周年を記念し、同市で初開催。関係者約120人が事例発表などを通じて天文台の将来の在り方を探る。7月1日まで。

 初日は倉敷天文台の原浩之理事長が記念講演。曽祖父の実業家原澄治(1878〜1968年)が1926年11月、私費で英国から望遠鏡を購入し天文台を開設した歴史を振り返った。ファンの裾野を広げようと2022年から敷地内でカフェを営み、来客に観測を促しており「先人の思いを絶やさぬよう公開天文台1号として挑戦し続けたい」と話した。

 事例発表では、おかやま山陽高(浅口市)の大出康平・天文部顧問が、口径50センチの反射望遠鏡を導入した24年以降、観望会を12回開き約350人が参加したと紹介。「地域の方や子どもたちに浅口の星空の素晴らしさを伝えたい」と述べた。

 ライフパーク倉敷に移設された倉敷天文台設立時の観測室の見学もあった。2、3日目は各地の天文台職員の事例発表を行う。

 全国大会は毎年開かれ、岡山県内では07年の井原市に次いで2回目。(柴田紗弥)

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