佐藤圭汰 写真提供/ナイキジャパン

5年ぶりの日本選手権1500m

 6月中旬の日本選手権、今季からプロランナーとなった佐藤圭汰(NIKE)は5000mではなく、1500mに出場した。同種目は高校記録とU20日本記録(ともに3分37秒18)を保持しているが、日本選手権の参戦は洛南高3年時以来、5年ぶりだった。どんな理由があったのだろうか。

「シンプルに1500mが面白いですし、もう一回本気でやってみたかったんです。5000m、10000mと距離を伸ばしていくうえでも、1500mのスピード持久力は絶対に強化しないといけません。5000mもやるとなると、故障のリスクが上がるので、まずは1500mにフォーカスしようと思いました」

 3月に駒大を卒業した佐藤は、4月中旬に渡米して、「Swoosh TC」というチームに加入。現地では「良い練習ができていた」というが、厳しい現実が待っていた。

 予選2組に出場した佐藤は最後の直線で失速。3分38秒30で7着に終わり、0.28秒差で決勝進出を逃したのだ。

「予選で落ちるなんて考えていませんでした。3分30秒台で走れば決勝に行けるだろう、と思っていたんですけど、自分の考えが甘かったですね。自分が高校新記録を出した当時と比べて、3分30秒台で走る選手が増えていて、日本のレベルが上がっているのを痛感しました」

 それでも渡米して、約2か月。佐藤のなかで小さな自信が芽生えていた。

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