愛媛県は29日、県立とべ動物園(愛媛県砥部町)で取り組むボルネオオランウータンの繁殖に向け、支援を募ったクラウドファンディング(CF)について、最終的に当初目標の3倍近い2904万円が集まったと発表した。ジェニファー(メス、15歳)とハヤト(オス、16歳)による繁殖の様子を見守るためのモニタリングカメラや飼育場の空調設備導入などに充てられる。
ボルネオオランウータンの「ハヤト」(愛媛県砥部町で)
CFは4月16日~6月26日に実施。当初は1000万円を目標に設定していたが、想定を上回る反響があったため、目標額を2500万円に引き上げていた。寄付者は計1505人で、中には海外からの寄付もあったという。
中村知事は記者会見で寄付に感謝し、「ジェニファーの愛くるしさが人気を呼んだ一つの大きな力になった。できるだけ早く子孫が誕生するようスタッフも全力を尽くす」と述べた。
お披露目された「ジェニファー&ハヤト 応援バス」(愛媛県議会議事堂前で)応援ラッピングバスも出発進行☆広告料は寄付
伊予鉄バス(松山市)は、松山市内でラッピングバス「ジェニファー&ハヤト 応援バス」の運行を始めた。松山空港と道後温泉を結ぶ路線で27日から3年間、運行する予定。
県立とべ動物園のボルネオオランウータン、ジェニファーとハヤトの繁殖を応援しようと企画。車体は森をイメージした緑色を基調とし、2頭のほか、好物のマンゴーやオレンジをデザインした。
協賛企業名も掲載し、広告料の一部を動物園に寄付する。26日に県議会議事堂前で車両のお披露目があり、伊予鉄バスの竹中由紀夫専務は「バスを見て、市民にも観光客にも2頭への関心を深めてほしい」と期待した。
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