行政課題を実証フィールドに、スタートアップとのオープンイノベーションを目指す広島県の「The Meet 2026 広島オープンアクセラレーター」が始動しました。2026年6月22日に東京で開催された説明会では、自治体自らが課題を投げかける「ガバメントピッチ」が行われ、同時にソリューションの募集も開始。社会実装や全国展開への切符を掴む、企業の挑戦が期待されます。
The Meet 広島オープンアクセラレーターとは
本事業では、「様々な地域・行政課題を抱える県内自治体」と「デジタル技術を活用するスタートアップ」をプラットフォーム上でマッチングし、両者協業による開発・実証を支援します。
地域課題の解決や自治体への実装、県内・全国への横展開を通じて、付加価値サービスの創出や新たな市場開拓を後押しし、スタートアップの県内進出や事業活動の活性化を推進しています。
本年度は県内14市町が参加し、40件の課題に対するソリューション提案を募集します。
プログラムの特徴と実績
「The Meet」は2023年度の開始以降、累計114件の募集課題に対し926件の提案が集まり、93件が採択されてきました。様々な行政分野で開発・実証が行われています。採択案件の中には、実証後に自治体での本格導入、他自治体への横展開、継続的な受注に至ったものもあります。
採択企業のうち、これまでに継続受注7案件、横展開7案件、県内だけでも18の自治体への展開が生まれています。
代表事例:衛星データ×AIによる遊休農地判定(福山市 × 株式会社スペースシフト)
福山市と株式会社スペースシフトは、光学衛星に加えて、天候や昼夜の影響を受けにくいSAR衛星(合成開口レーダー衛星)の画像をAIで解析することで、遊休農地を自動判定し、調査対象農地を抽出。職員や農業委員による現地調査の対象を従来比およそ半数に削減。福山市での本格導入に加え、県内では安芸高田市、北広島町などへの横展開や全国への展開も進んでいます。
コメント
「確かな技術を持つ事業者が、この広島でチャンスをつかんでほしい」
確かな技術を持ちながら、起業直後でビジネスチャンスをつかめていない方や、信用力を高めたいと考えている新しい事業者の皆さまに、その技術をぜひ広島で発揮していただきたい
― 広島県 商工労働局 山﨑部長(当時)―
技術はあるものの、自治体等に直接案内する場がなく、このような機会を得られて、さらに自社技術の広がりを感じた
今回の取組で、広島県の他の市町とのつながりもできた
― 過去採択企業担当者―
課題を感じているものの、どのように解決していけばいいのかアイデアがなかった
スタートアップ企業等の先進的な技術を生かして、私たちの課題に合った解決方法を一緒に考えてくれることで、これまでにない形での成果が得られた
― 参加自治体担当者―
過年度の採択実績
年度参加市町課題数提案数採択数2025年度16市町40296332024年度14市町40326342023年度15市町3430426累計11492693
説明会/ガバメントピッチ 概要
日時:2026年6月22日(月)14:00〜16:00
会場:Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内3-8-3)
主催:広島県/ひろぎんエリアデザイン株式会社/Creww株式会社
参加費:無料
内容
14:00 プログラム概要
14:20 募集課題発表(ガバメントピッチ)
15:20 質疑応答
15:30 県内自治体×スタートアップ交流会(〜16:00)
申込:事前申込制:https://themeet20260622.peatix.com
※現地参加のみ(オンライン参加不可)
事業概要・スケジュール
対象:デジタル技術等を活用する全国のスタートアップ
参加市町:呉市、竹原市、三原市、福山市、府中市、三次市、庄原市、東広島市、安芸高田市、江田島市、府中町、熊野町、安芸太田町、北広島町
募集課題:参加市町が提示する地域/行政課題 40課題 ※詳細は説明会及び公式サイトにて6月22日に公開予定
提案募集:2026年6月22日(月)〜7月10日(金)(予定)
選考・マッチング:〜9月中旬(書類審査・ブラッシュアップ期間)
審査・採択:〜10月(最終プレゼン)
実証期間:10月〜2027年3月
成果発表:2027年3月中旬~下旬(予定)
