県議会6月定例会は6月18日に代表質問が行われ、新ホールをテーマとした展覧会が、県の意向で中止となった問題について論戦が交わされました。
後藤田知事は自身が直接中止を求めたとする主催者側の証言について、「圧力ととらえられる言葉を発したことはない」と改めて否定しました。
18日に開かれた県議会の代表質問。
1人目に質問に立った、県議会自民党の嘉見博之議員は冒頭、見学に来た小学生に次のように挨拶しました。
(県議会自民党・嘉見博之 議員)
「おじいさんが後藤田知事をやっつけるので、どうぞ見ていてください」
そして、前知事時代の県立新ホール計画をテーマにした展覧会が、県の意向で中止になった問題について次のように指摘しました。
(県議会自民党・嘉見博之 議員)
「私的な見解も交えて軽々しく発言をしてきたことが、混乱をもたらしたように思う」
その上で、県が中止を判断した理由を質しました。
これに対し、後藤田知事は…。
(後藤田 知事)
「主催者のホームページでは開催目的が一度立ち止まり、協定が継続しているホール計画を含め、考える機会を設けるべきということが確認されるとともに」
「万代中央ふ頭の活性化に関することが一切含まれていないことから、覚書第八条の構想の実現につながらないと考えた」
また、新しい県政を創る会の仁木啓人議員は、展覧会を主催する団体の役員が、知事から直接中止を求める発言があったと証言したことを踏まえ、次のように追求しました。
(新しい県政を創る会・仁木啓人 議員)
「報道にあるような、主催者メンバーに圧力ととられるような言葉を本当に発していないのか」
(後藤田 知事)
「私が主催者メンバーへの圧力ととらえられる、言葉を発した認識はありません」
後藤田知事はこのように述べ、自身の関与を改めて否定しました。
最後に質問に立った自民党県民会議の立川了大議員は、憲法の保障する表現の自由の侵害ではないかと質しました。
(自民党県民会議・立川了大 議員)
「一連の県の対応は、表現の自由を侵害するとして禁じられている、表現の内容規制そのものではないか」
これに対し県の幹部は…。
(県土整備部・神原聡 部長)
「憲法違反ではないかとの質問ですが、県としては今回の展覧会を否定したり、作品の発表の制限や阻んだものではなく、表現の内容規制を意図したものではない」
そして、立川議員は一連の問題から、後藤田知事の政治姿勢を質しました。
(自民党県民会議・立川了大 議員)
「知事の意に沿わないことには、強権的な脅しのようなことをやるのが、県政として常態化しているのではないか」
「そして、そのような県政運営の姿勢が副知事以下の職員にも伝播し」
「今回の要請文書を出すという、強権的な行為につながっているのではないか」
(後藤田 知事)
「強権的、独善的な県政運営とこういうことでございますが、私は極めてリベラルな人間でございまして」
「声なき声、溜息こういったものを聞く、こういう姿勢を貫いてまいりました」
「もちろん県職員のみなさんに対しても、知事の顔色ではなく県民の顔色を見てくださいと、常に申し上げている」
県議会は、19日に一般質問が行われます。
