メルカリは6月18日、米国で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」の提供を始めたと発表した。米国の利用者は、日本の「メルカリ」と「メルカリShops」に出品された商品を、専用アプリから探して買えるようになる。米国時間の6月17日から提供している。
目玉は、日本の正規品や希少品に直接手を伸ばせることだ。累計出品数40億品を超えるメルカリの商品に加え、真贋鑑定のノウハウを持つ「駿河屋」の商品もそろう。外部の購入代行業者を挟まないため、これまで「US版メルカリ」を経由して日本の商品を買う場合に比べ、割安になるという。
越境購入でつまずきやすい言語や決済、煩雑な手続きはアプリ側で吸収した。発送前に全商品を確認する「全品検品」や配送追跡を備え、配送中の破損・紛失の補償は全商品に無料で付く。高価格帯の取引ほど重みを増す「届くまでの安心感」をてこにする狙いだ。
米国はメルカリにとって、越境取引の金額・件数がともに世界2位の市場だ(2025年4月〜2026年3月)。トレーディングカードを軸にエンタメ・ホビー分野が伸びている。日本文化の人気も追い風で、経済産業省の調査では2024年に米国からの日本製品の購入額は約1.6兆円、前年比8.0%増えた。
メルカリは2024年8月から、US版メルカリ上で日本版メルカリの商品を買える機能「Mercari × Japan」を提供してきた。今回これをグローバルアプリへ統合する。米国では、CtoC取引が中心のUS版メルカリと越境特化の新アプリを二本立てで運営する。
グローバルアプリは2025年9月に台湾と香港で先行しており、米国は3地域目にあたる。同社は2028年までに50以上、中長期では100以上の国と地域へ広げる構えだ。越境取引の流通総額は過去3年で15倍以上に伸び、年間900億円を超える規模に育ったとしている。
今後は、購入品をメルカリが鑑定し基準を満たした商品だけ受け取れる「あんしん鑑定」のほか、オークションや予約注文、ゲーム要素を採り入れた機能などを順次加える。
提供開始に合わせ、米国の利用者向けに6月18日から7月5日までクーポンを配る。初回購入限定の30%引き(上限25ドル)、トレーディングカード限定の25%引き(上限20ドル)、全カテゴリー対象の20%引き(上限15ドル)の最大3枚を使える。
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