
写真は欧州連合(EU)の旗。4月29日、ブリュッセルで撮影。REUTERS/Yves Herman
[キーウ 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は15日、ウクライナと「ドローン協定」を締結したと発表した。ドローン(無人機)の開発・生産拡大に向けて共同プロジェクトを立ち上げ、ウクライナの専門知識と欧州の産業能力を結集する。
ウクライナの建国記念日に合わせてキーウを訪問したフォンデアライエン氏は、「われわれは強みを結集する必要がある」と強調。「この協定は、ウクライナの創意工夫と欧州の産業規模を融合させるものだ」と述べた。
協定はEU全域の国や企業を対象とした初めてのものとなる。新たなEU・ウクライナ防衛産業パートナーシップの一環で、欧州委は2028年までにこれを弾道ミサイル防衛システムにまで拡大すると表明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は式典で演説し、「われわれは欧州の弾道ミサイル防衛システムを構築するために必要なあらゆる措置を講じる」と語った。
ウクライナはドローン分野に関し個別国と協定を相次いで締結している。先週、トルコのアンカラで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の機会に新たに3件の協定に署名した。
フォンデアライエン氏は「ドローンと対ドローンシステムの運用に関してウクライナが得た知識は比類のないものだ」と称賛。EUには「巨大な技術的・産業的能力」や「安全で確実な生産拠点」といった強みがあり、それをウクライナに提供できるとした。「われわれはこれを共に活用しなければならない。欧州がこの分野で直面している脅威を認識しているからだ」と述べた。
今回の新たな取り組みによって官僚主義的な障壁を取り除き、ウクライナ企業とEU域内企業が合弁事業を容易に展開できるような共通基準で一致するという。
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