オーストラリア産業・科学・資源省(DISR)は7月10日、オーストラリア、カナダ、インドが、人工知能(AI)や新興技術分野で連携する「オーストラリア・カナダ・インド技術・イノベーション(ACITI)パートナーシップ」を推進する了解覚書(MoU)に署名したと発表した。

(出典:豪政府)

MoUは、アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)豪首相、マーク・カーニー(Mark Carney)加首相、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)印首相が2026年3月、ACITIを推進することで合意したことを受けたものである。

MoUは、DISR、カナダ産業省、インド電子・情報技術省(MeitY)の協力枠組みを定めた。3カ国は、新興技術を責任ある形で活用し、イノベーション・エコシステムの強化、経済成長の支援、インド太平洋地域と北米にまたがる技術連携の深化を目指す。また、研究面と商業面のつながりを強化し、人材育成を進める。

ACITIでは共同作業部会を設置し、①AIの導入、生産性、労働力の技能、②AIスタートアップ、企業、投資のエコシステムでの協力、③AI政策・規制に関する情報交換、④AIのリスクと軽減策の4分野で、知識交換と協力を進める。

協力対象には、半導体、データセンターとクラウド、デジタル公共インフラ、モノのインターネット(IoT)、ロボット、高性能コンピューティング、サイバーセキュリティも含まれる。共同作業部会は実施の仕組みを策定し、優先活動を特定して協力を主導する。MoUは、オーストラリア政府の「国家AI計画」も支援する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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