甲子園の常勝軍団が帰ってきた。4年ぶりに春のセンバツを制した大阪桐蔭。昨年は春夏ともに出場を逃した名門にあった「変化」とはなんだったのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
大阪桐蔭にとって約2年ぶりの甲子園。今年のセンバツに出場した監督の西谷浩一には、どこか安堵したような表情があった。
「やっぱりね、出なかったら『ダメになった』と言われてしまうんで」
甲子園に出れば優勝を宿命づけられる超名門。勝てば「またか」と皮肉られ、負ければ「時代は終わった」と烙印を押される。しかし、高校野球ファンならば深層心理でわかっているはずだ。大阪桐蔭が甲子園に出ることで、どこか安心感を抱ける、と。
「いやいや! そんなことないです。ちょっと言い過ぎ(笑)」
センバツ制覇により春夏合計10回目の日本一。王者は健在を誇示したのである。
「去年のキャプテンは中野(大虎)っていうんですけど、いいチームを作ってくれまして。今の子たちはその上級生と一緒に学んできたのに行けなかったので、『甲子園で頑張りたい』という気持ちを強く持っている学年だと思います」
