多くの投資家から支持を集めるインデックスファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。米国を代表する主要企業500社に分散投資ができるこの商品の中で、現在ひときわ大きな存在感を放っているのが半導体大手のエヌビディア(NVDA)です。
◆【チャート】直近1年間の「エヌビディア」はどれくらい上昇した?
生成AI(人工知能)の普及を背景に、同社の半導体需要は世界的に急増しており、株価の動向はS&P500指数全体のパフォーマンスにも大きな影響を及ぼしています。ファンドを通じて間接的に保有している方も多い中、「個別銘柄として投資していたらどうなっていたのか」と関心を持つ方も少なくありません。
本記事では、エヌビディアの最新の株価データに基づき、1年前に10万円を投資していた場合の運用成果を具体的にシミュレーションします。あわせて、現在の株価と為替レートから算出される最低投資額についても確認していきましょう。
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)におけるエヌビディアの立ち位置
最新の月報によると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)におけるエヌビディアの組入比率は7.3%となっており、構成銘柄の中で第1位に位置しています。これは、アップルやマイクロソフトといった名だたるIT巨人を上回る比率です。
●個別銘柄としてのエヌビディアの成長性
S&P500に投資をしているということは、資産の約7%をエヌビディアに託していることと同義です。同社の株価が上昇すればファンドの基準価額を押し上げる要因となり、逆に調整局面に入れば指数全体にも相応の影響が及びます。投資家にとって、同社の動向を把握することはファンド運用の理解を深めることにつながります。
エヌビディア(NVDA)への10万円投資シミュレーション
ここでは、1年前(2025年3月時点を想定)にエヌビディア株へ10万円を投資していた場合の評価額の変化を計算します。米国株投資では、株価の変動だけでなく為替(米ドル/日本円)の動きも重要な要素となります。
●1年前と現在の比較データ
・1年前の株価:135.34ドル
・現在の株価:225.83ドル
・1年前の為替レート:1ドル=146.744円
・現在の為替レート:1ドル=157.94円
●具体的な計算プロセス
まずは、1年前の10万円で何株購入できたかを算出します(手数料等は考慮せず)。
・購入株数 = 100000円 ÷ 146.744円 ÷ 135.34ドル = 約5.0348株
次に、この保有株数が現在の株価と為替レートでいくらになっているかを計算します。
・現在の評価額 = 5.0348株 × 225.83ドル × 157.94円 = 179,578円
1年前に10万円を投じていた場合、現在の評価額は約17万9578円となりました。株価の上昇と円安進行が相まって、資産価値が大きく変化したことがわかります。
