トニー・レオン初のヨーロッパ映画が12月に日本で公開される。(C)2025 PANDORA FILM-GALATEE FILMS-INFORG-M&M FILM-ARTE FRANCE CINEMA
第82回ベネチア国際映画祭で6冠を果たしたトニー・レオン(梁朝偉)主演映画「Silent Friend(英題)」が12月4日からヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開することが決定した。
ハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディが香港の名優トニー・レオンを主演に迎えた待望の最新作。舞台はドイツの学園都市にある植物園で、1本のイチョウの木を軸に1908年、1972年、2020年という三つの時代の人々の人生が交錯し、自然と人間のあいだに宿る神秘的なつながりを重厚かつ独創的な映像美で描き出す。
エニェディ監督は長編デビュー作「私の20世紀」(1989)で第42回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞し、その後「心と体と」(2017)で第67回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞するなど、国際的評価を確立してきた。本作は25年秋に開催された第82回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出され、マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)、FIPRESCI賞を含む六つの賞を受賞した。3大映画祭で高い評価を重ねてきたエニェディ監督の最新作となる。
脚本に惚れ込み出演決断、初のヨーロッパ映画で新境地へ
主人公の香港から招かれた神経科学者を演じるのは、代表作「花様年華」(ウォン・カーウァイ監督)25周年特別版が公開中の世界的名優トニー・レオン。本役はあてがきされたもので、出演作を厳選することで知られるトニー・レオンが脚本に深く共鳴し出演を決めた。キャリア初のヨーロッパ映画出演作となり、劇中では英語を披露する。
共演には、世界的に活躍するレア・セドゥ、本作で新人俳優賞を受賞したルナ・ベドラー、新星エンツォ・ブルムが名を連ねる。撮影監督はロイ・アンダーソン監督作品で知られるゲルゲイ・パロスが参加し、多様な映像技法を駆使して静謐で幻想的な映像世界を創り上げた。
海外メディアからは「心と脳を刺激する新たな映画体験(THE FILM VERDICT)」、「『心と体と』の精神を受け継ぐ深い余韻を残す作品(VARIETY)」と絶賛され、批評サイトのロッテントマトでも批評家から100%フレッシュを記録し、幅広い映画ファンを魅了する注目作となっている。(編集/藤井)
