栃木県高校駅伝2026結果、男子は作新学院が優勝 女子は宇都宮文星女子が7年連続都大路

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

男子第79回・女子第41回栃木県高校駅伝が10月27日、宇都宮市の栃木県総合運動公園特設コースで行われた。男子は作新学院高等学校が2時間9分18秒で3年連続4度目の優勝を果たし、女子は宇都宮文星女子高等学校が1時間14分13秒で7年連続9度目の頂点に立った。両校は12月20日に京都で行われる全国高校駅伝に出場する。

男子は作新学院が3連覇、那須拓陽と17秒差の接戦

男子は7区間42.195キロに16チームが出場し、午後0時30分にカンセキスタジアムとちぎをスタートした。作新学院高等学校は一度も先頭を譲らないまま2時間9分18秒でフィニッシュし、2位の栃木県立那須拓陽高等学校に17秒差をつけた。3年連続4度目の優勝で、都大路へは3年続けての出場となる。

レースを引っ張ったのは主将の千野根友輝(3年)だった。最長10キロの1区を30分5秒の区間賞で走り、2位の那須拓陽に36秒の差をつけてたすきを渡す。千野根は前年の県大会でも1区で区間賞を取っており、2年続けて流れを作った。

だが、那須拓陽が食い下がる。3キロの2区で加藤心翔(2年)が8分48秒、8.1075キロの3区で齋藤光(2年)が24分52秒と、2区間続けて区間賞を奪った。3区を終えた時点で、作新学院との差はわずか9秒まで縮まった。

流れを引き戻したのが4区の石田健造(3年)だ。8.0875キロを25分1秒の区間賞で走り、リードを22秒に広げる。5区は那須拓陽の大金莉久(2年)が区間賞で再び12秒差に迫ったが、作新学院は6区の相澤嶺馬(2年)が15分22秒の区間賞で30秒差まで戻した。アンカーの大金勇翔(2年)は追ってくる那須拓陽に差を詰められながらも、17秒を残して逃げ切った。

7区間のうち区間賞は作新学院が3区間、那須拓陽が3区間と分け合った。残る7区の区間賞は、3位に入った佐野日本大学高等学校の島村和輝(3年)が15分20秒で手にしている。

区間(距離)区間賞学校記録1区(10キロ)千野根友輝(3年)作新学院30分05秒2区(3キロ)加藤心翔(2年)那須拓陽8分48秒3区(8.1075キロ)齋藤光(2年)那須拓陽24分52秒4区(8.0875キロ)石田健造(3年)作新学院25分01秒5区(3キロ)大金莉久(2年)那須拓陽8分52秒6区(5キロ)相澤嶺馬(2年)作新学院15分22秒7区(5キロ)島村和輝(3年)佐野日大15分20秒

上位6校の結果は次のとおり。6位までが関東大会への出場権を得た。

順位学校名総合タイム優勝との差1位(優勝)作新学院高等学校2時間9分18秒―2位栃木県立那須拓陽高等学校2時間9分35秒17秒3位佐野日本大学高等学校2時間11分10秒1分52秒4位文星芸術大学附属高等学校2時間12分57秒3分39秒5位宇都宮短期大学附属高等学校2時間21分14秒11分56秒6位栃木県立茂木高等学校2時間22分18秒13分00秒

上位4校が4分弱の間に入り、5位以下とは8分以上の開きがあった。前年の県大会で3位だった那須拓陽は、作新学院を最後まで追い詰めた。

前年2位の佐野日本大学高等学校は、1区を4位で終えたあと2区で3位に上がり、そのまま3位を守った。4位の文星芸術大学附属高等学校は1区を3位でつなぎ、2区以降は4位を守ったまま、5区で区間2位の9分00秒をマークしている。

女子は宇都宮文星女子が全5区間で区間賞

午前10時30分に始まった女子は5区間21.0975キロで、9チームが出場した。宇都宮文星女子高等学校は1区から一度も先頭を明け渡さず、全5区間で区間賞を取る完勝。2位の那須拓陽に2分41秒の差をつけた。

勢いをつけたのは1年生の2人だった。最長6キロの1区で粕谷椛(1年)が21分21秒の区間賞を記録し、早くも2位に44秒の差をつける。4.0975キロの2区では間仁田芽衣(1年)が14分11秒で走り、リードは1分19秒に広がった。

3区は安藤理央奈(2年)が10分30秒、4区は出走メンバーで唯一の3年生で主将の長島彩音が10分17秒と、どちらも3キロの区間で区間賞が続く。5キロのアンカー区間は山口凛華(2年)が17分54秒で締めた。5区は那須拓陽との差が1秒しかない区間争いとなり、ここでも宇都宮文星女子が上回った。

順位学校名総合タイム優勝との差1位(優勝)宇都宮文星女子高等学校1時間14分13秒―2位栃木県立那須拓陽高等学校1時間16分54秒2分41秒3位白鴎大学足利高等学校1時間21分14秒7分01秒4位國學院大學栃木高等学校1時間24分55秒10分42秒5位栃木県立大田原女子高等学校1時間26分44秒12分31秒6位栃木県立真岡女子高等学校1時間28分16秒14分03秒

那須拓陽は1区から5区まで全員が区間2位でつなぎ、男女そろって2位に入った。3位の白鴎大学足利高等学校は前年の県大会で2位に入っており、今回は那須拓陽と順位が入れ替わった。

7年連続の数え方、作新学院は34年ぶりから3連覇

宇都宮文星女子の7年連続は、2020年から2026年まで毎年県大会を制してきた数字だ。2024年の大会で5連覇、2025年の大会で6年連続8回目の優勝を果たしており、今回で7年連続9度目となった。県大会の優勝校が全国大会に進むため、都大路への出場も7年続くことになる。

作新学院の歩みはもっと短い。2024年の大会で34年ぶり2度目の優勝を果たすと、2025年はアンカーの逆転で2年連続3回目の優勝。今回はそこから3連覇を果たし、優勝回数を4度に伸ばした。2025年の大会では2位が佐野日本大学高等学校、3位が那須拓陽で、上位校の順位は年ごとに入れ替わっている。

会場は佐野市から宇都宮市の運動公園へ

2026年の大会は会場が大きく変わった。例年使われてきた佐野市の清酒開華スタジアム周辺の公道コースをやめ、宇都宮市の栃木県総合運動公園の中を周回する特設コースで初めて行われた。カンセキスタジアムとちぎが各区間の発着点になった。なお、2020年と2021年の大会は、カンセキスタジアムとちぎのトラックで各区間に準じた距離を走る形で開かれていた。

大会は栃木県高等学校体育連盟、栃木陸上競技協会、栃木県教育委員会、毎日新聞社の主催で、全国高校駅伝と関東高校駅伝の県予選を兼ねる。大会要項では、全国都道府県対抗女子駅伝と都道府県対抗男子駅伝の県の予選会も兼ねると定めている。

区間の距離は、2025年の佐野市のコースと同じだ。男子は1区10キロ、3区8.1075キロ、4区8.0875キロ、2区と5区が3キロ、6区と7区が5キロ。女子は1区6キロ、2区4.0975キロ、3区と4区が3キロ、5区5キロだった。

コースが変わったため、優勝タイムを前年までと単純には比べられない。女子の宇都宮文星女子は2025年の佐野市のコースで1時間10分42秒を記録しており、2026年の1時間14分13秒より3分以上速かった。栃木陸上競技協会の記録では、女子がスタートした午前10時30分の天候は曇り、気温18.0度、湿度83%だった。

都大路は12月20日、上位6校は関東大会へ

全国高校駅伝は男子第77回・女子第38回として、12月20日に京都市右京区のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。男子は7区間42.195キロ、女子は5区間21.0975キロで、栃木県からは作新学院高等学校と宇都宮文星女子高等学校が出場する。全国大会には各都道府県大会の優勝校47校に、全国11地区の大会から選ばれる地区代表11校を加えた男女各58校が出場する。

その前に控えるのが関東大会だ。男女とも県大会の上位6校が出場権を持ち、男子第79回・女子第35回関東高校駅伝は11月19日に東京都で行われる。関東大会では、都道府県の代表校を除いた最上位の1校が地区代表として全国大会に進める。男女とも2位だった那須拓陽にとっては、都大路へのもう一つの道が残る。

作新学院は2025年の全国大会にも栃木県代表として出場した。3年続けて京都へ向かう男子と、7年続けて都大路を走る女子。12月20日、栃木県の2校がたけびしスタジアム京都のスタートラインに立つ。

[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]

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