水産加工大手のUmios(旧マルハニチロ)は、カナダの同業大手High Liner Foods Incorporatedを子会社化する。資源調達から最終製品の加工・販売まで一貫して手がける体制を構築し、北米市場での事業基盤を強化する。
Umiosは、米ベーリング海のスケソウダラ資源の約26%にアクセスする権利を持つ。一方、北米の川下事業は、すりみを原料とするカニカマ製品の加工・販売が中心で、もう一つの主要製品であるフィレについては、高次加工や販売機能を持たないことが課題となっていた。High Liner Foodsの買収により、フィレ製品の加工・販売機能を取り込み、水産資源の付加価値向上を目指す。
High Liner Foodsは、スケソウダラの加工・販売を手がける大手企業で、米国・カナダの冷凍水産品および冷凍食品市場でシェア首位を占める。2025年12月期の売上高は1,610億円、営業利益は94億7,000万円、純資産は641億円。
取得価額は約890億円(約8億400万カナダドル)で、2027年1月の取得完了を予定する。トロント市場に上場するHigh Liner Foodsの全株式を取得するため、カナダの上場会社の買収手続きであるPlan of Arrangement(PoA)を利用する。
