TBS CROSS DIG with Bloomberg
(ブルームバーグ):スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」のウクライナでの通信速度制限を巡り、米共和党議員がイーロン・マスク氏の説明に疑問を呈した。
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下院情報特別委員会のメンバーのクレンショー議員は、SNSでのマスク氏による説明には「矛盾」があると指摘。ウクライナ軍がスターリンクを「人を殺害する攻撃用ドローン」に利用し、サービス利用規約に違反したとマスク氏は説明したのに対し、クレンショー氏はこうした攻撃は対ロシア戦争での自国防衛だと指摘した。
来年1月に任期を終えるクレンショー氏は25日、ブルームバーグテレビジョンの番組で「自国防衛とはどういうことだと思っているのか。そうしたドローンは当然ながら人を殺害するために使われてきた」と発言。「ロシア兵を殺害するために長年使われてきたが、それはウクライナ国内でのことだ」と述べた。
ウクライナとマスク氏、トランプ米大統領を巻き込んだ対立は今月、スターリンクと軍用版「スターシールド」の通信速度が制限されたことをきっかけに表面化した。当初は誰が制限したのか明らかになっていなかったが、マスク氏はその後、投稿で経緯の一部を説明した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、マスク氏が速度制限を指示したと報じている。
ウクライナ国防省は24日、通信速度が通常の水準に戻ったと発表した。スペースXの最高経営責任者(CEO)であるマスク氏はその後、ウクライナによるドローンの攻撃利用を可能にしていた「抜け穴」を先週ふさいだと説明。一方、スターシールドは米政府の管理下にあると語った。
マスク氏は25日、ゼレンスキー大統領のSNSへの投稿を引用し、自らの主張を改めて強調した。ゼレンスキー氏は、ウクライナによるスターリンクの利用には、ロシアが占領するウクライナ領内の「敵の軍事目標に対する中距離攻撃」が含まれるとしていた。
スペースXの支配を通じてマスク氏がウクライナに影響力を持っていることには、ワシントンでウクライナを支持する民主、共和両党から批判が出ている。
