2026年10月23日 16:57


奈良で体の一部が欠損した子ジカの死骸が相次いで見つかりました。県は人が危害を加えた可能性を指摘する一方、動物による被害との見方もあり見解が分かれています。
(中谷しのぶキャスター)
こちら経緯でまとめています。8月下旬~10月上旬にかけて、子ジカの死骸4体が見つかりました。生後1か月程度、体の一部が欠損している状態で見つかったということです。いずれも朝の時間帯に発見されたということなんです。
地図で見ますと、この2か所で発見されたんですが、徒歩約15分の距離です。23日の会見では、奈良県と興福寺で見解が分かれているようです。

奈良県の山下知事は、専門機関が写真で鑑定をしたんですが、「人が危害を加えた可能性もある」と指摘をしています。
一方で興福寺の関係者の方は、過去にも似た事例があって、「動物に襲われた可能性も高いのではないか」ということです。

もし、人が危害を加えた場合ですが、奈良のシカというのは神鹿(しんろく)とも呼ばれていて、天然記念物に指定されています。この天然記念物を故意に殺傷すると、文化財保護法違反に問われる可能性があります。
一方で、この動物の可能性がありますが、鹿の部位欠損は年間数件~十数件近くあるそうなんです。今までのケースでいうと、アライグマ、キツネ、カラス、イノシシ、アナグマなどがシカを襲って、そういうことになったということなんですが、シカは奈良が一生懸命守ってきた存在ですからね。
(横須賀ゆきの解説委員)
これ以上ちょっと被害が広がらないことを願うんですが、例えば仮に人が危害を加えたケースでは、文化財保護法違反の時は身柄拘束も一時はされるわけです。それほど重たい罪ということになります。
一方、まだはっきりしたことがわからないので、今後シカの死体をちゃんと解剖して、ちゃんと病理検査なども行った上で、人為的なものなのか、それから小動物によるものなのかということも見えてくると思います。
いずれにしても、みんなが心配している事案だとは思いますので、これは行政がしっかり調査を行っていくべき案件ですよね。
(中谷しのぶキャスター)
やはり夜間で一人で歩くときは注意を呼びかけられていますので、ぜひご注意いただければと思います。
最終更新日:2026年10月23日 17:18
