スペインでは依然として人気

閉鎖の可能性が示唆されているスペインの自動車メーカー、セアト(Seat)について、同社CEOは長期的な将来についてまだ何も決まっていないと発言した。今後の規制で、内燃機関車の販売がいつまで認められるかに左右される可能性があるという。

セアトの将来は、利益率の高いきょうだいブランド『クプラ』の成長により、以前から不透明な状況にあった。現在、同社が販売しているのは、旧式化しつつある『イビサ』、「アローナ」、『レオン』の3車種のみだ。親会社フォルクスワーゲン・グループでは現在、モデルバリエーションの最大半数を削減する大規模な再編が進められており、AUTOCARが入手した文書には、セアトは2029年までに廃止されると記されていた。

セアトは廃止の可能性も示唆されているが、正式にはまだ決まっていないという。セアトは廃止の可能性も示唆されているが、正式にはまだ決まっていないという。

しかし、パリ・モーターショーでAUTOCARの取材に応じたセアトとクプラの両CEOであるマルクス・ハウプト氏は、セアトブランドの将来についてはまだ確定していないと主張した。

「セアト・イビサはスペインで最も売れているクルマであり、セアトブランドは一部の市場でシェアを伸ばしているため、ブランド力は強いのです。わたし達はセアトに投資しています。来年、イビサとアローナ向けにマイルドハイブリッドエンジンを導入する予定ですが、これはわたし達がこのブランドを信じている証拠です。セアトはわたし達にとって必要だからです。セアトは戦略の一部であり、今後もセアトへの投資を続けます」とハウプト氏は述べた。

規制や需要によって変動

ハウプト氏は、フォルクスワーゲン・グループの再編に伴う報道については認めたものの、セアトの将来については「1つの道しかないわけではない」とした。

「さまざまなシナリオを検討しています。確かに、セアトの段階的廃止が現実となるシナリオも存在します。しかし、仮にそのような事態になったとしても、お客様には安心していただきたい。たとえ、いつかそのようなことになったとしても、わたし達は引き続きこのブランド(の車両)に対して15年間のサービスを提供します。したがって、いかなる決定についてもパニックになる必要はまったくありません。むしろ、その逆です」

セアト・イビサセアト・イビサ

AUTOCARからセアトの将来を左右する要因について問われると、ハウプト氏は決定の期限は決まっていないとして、次のように述べた。

「多くの規制があります。すでにCO2が大きな影響を及ぼしていることは周知の通りですが、2030年からはさらに厳しくなるでしょう」

「しかし、柔軟性を持たせることは可能であり、それが意思決定に直接影響を与える可能性もあります。地政学的環境、そして顧客体験や電動化のスピードこそが、この先もセアトが必要とされるかどうかを決定づける要素となるでしょう」

「わたし達はさまざまなシナリオを検討していますが、具体的な時期は規制やお客様の行動によって決まると考えています」

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