2026.09.11
8月1日、コトリ コワーキング&ホステル琴平で、ブロードバンド時代の教育現場を考えるNPO法人『ブロードバンドスクール協会』主催の『スマートエイジング ハイブリッドフォーラム2026』が開催された。理事を務める世界最高齢のプログラマー・若宮正子氏の「病気になったらロボットが介護してくれたらいいな」という言葉をきっかけに、『ロボットと暮らす未来を考える』をテーマとして実施。

前日の7月31日には、三宅博士が2021年から開発を進める歩行支援ロボット『WALK−MATE』を使った歩行実験が、こんぴら表参道で行われた。町内の高齢者や琴平町議会の渡辺信枝議長、そして若宮氏が約2㎏の『WALK−MATE』を背負い、石畳の参道を軽快に歩行。渡辺議長は「腿が軽く上がって歩きやすい」と驚きの声を上げていた。

三宅博士は「最初のモデルは約6㎏あり、充電も1時間がやっとだった。3Dプリンターの進化により軽量化が進み、電池も約半日持つようになった。アシスト力も向上し、東京の神楽坂や高尾山では『ロボット×町歩きによるバリアフリー観光』を今年度の都のプロジェクトとして進めている。朝から夕方まで背負ったまま利用する人もいる。年度内は都のプロジェクトが中心だが、現行モデルはヒューマノイドロボット等の部品も活用でき、価格面でも実装段階が見えてきた。今後は琴平での実験を機に、水平展開も考えていきたい」と語る。

『WALK−MATE』は、背負った状態で腰と腿前部に機器が当たる構造となっており、腰部分の2つのつまみで速度と強さを調整する。一見するとロボットを装着しているようには見えず、日常生活にも自然に溶け込むデザインだ。三宅博士が語るように、実用化はすぐそこまで来ていると感じられる。人を支え、人の可能性を広げるロボットとともに暮らす未来は、もはや夢物語ではなく、私たちの目の前に広がり始めている。

かがわ経済ニュース|経レポオンライン