三菱電機株式会社は、北米を中心としたエネルギー事業者向けに電力取引や発電・送配電運用、需給 計画、リスク管理及び精算等を支援するエネルギー管理・最適化ソフトウエアを開発・提供する米国の PCI Energy Solutions(以下「PCI」)の全持分を、1,400 百万米ドルで取得し完全子会社化すること (以下「本取引」)について決定し、PCIとの間で2026年8月20日(日本時間)に合意に至りましたので、下記のとおりお知らせします。
本取引は、必要な規制当局の承認に加え、その他一般的な取引条件の充足を経た上で、2026年中に 完了するものと見込んでおります。
本取引の結果、PCIは当社の完全子会社となります。
記
1.本取引の背景及び目的
近年、再生可能エネルギーの導入拡大や分散型電源の普及、電力需要の増加等を背景に、電力システムの運用や電力取引は複雑化しており、エネルギー管理・最適化ソリューションへの需要が高まっています。
当社は、2026年5月29日に公表した新中期経営戦略において「スマートエナジー」を注力領域の一つに掲げ、エネルギーマネジメントや監視制御、デジタル・AI活用技術等を組み合わせた電力関連ソリューションの強化にグローバルで取り組んでいます。
今回、完全子会社化するPCIは、発電資産の最適化、エネルギー取引管理、市場参画等のソフトウエアを開発・提供しており、特に需要予測や発電スケジューリング、電力トレーディングといった中核機能において強みを持ち、米国市場の発電量の60%が同社のプラットフォームを使用するなど、電力、エネルギー運用ソフトウエアのデファクト・スタンダードの一角として、SaaS 事業の運営基盤を確立しています。
世の中のエネルギー利用においては、機器単体の省エネから、市場変動に合わせて設備全体を管理・制御し、顧客のアセット価値と事業のレジリエンスを高める「エネルギー利用全体の最適化」へ顧客ニーズがシフトしていく中で、当社はPCIが有する技術と知見が、当社グループのエネルギーソリューション事業とスマートエナジー領域の強化に資するものと考え、同社を完全子会社化します。本取引を通じて、PCIの最適化技術と当社グループの制御技術及びコンポーネントに関する知見を組み合わせるとともに、当社のエネルギーマネジメントソリューション「BLEnDer®(ブレンダー)」やデジタル基盤「Serendie®(セレンディ)」を活用し、エネルギー管理・最適化領域におけるソリューションの拡充を図ります。また、両社の顧客基盤と販売チャネルを活用し、当該事業のさらなる成長を目指します。
2.本取引の方法
当社または当社の完全子会社を通じて、PCIの全持分を取得し、完全子会社化するものです。
なお、本取引の実行は、必要な規制当局の承認に加え、その他一般的な取引条件の充足を条件としています。
3.PCIの概要

4.本取引先相手(個人)の概要

氏名
-
住所
米国
当社と個人との関係
なし
5.本取引の主なスケジュール

当社機関決定
2026 年8月20日(日本時間)
持分譲渡契約締結日
2026 年8月20日(日本時間)
持分譲渡実行日
2026 年中(予定)
6.取得持分、取得価額及び取得前後の所有持分の状況

異動前の持分割合
0.0%
取得持分
100.0%
取得価額
1,400 百万米ドル(注)
異動後の持分割合
100.0%
(注)持分 100.0%ベースの基準額。最終的な当社の取得価額は、基準額に対し、クロージング時の
現預金及び有利子負債、運転資本の額等の各種調整を適用して決定予定。
7.今後の見通し
本取引により、今後、当社連結業績予想修正の必要性および公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせします。
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 エネルギーシステム事業本部 電力流通システム事業部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
E-mail: tdm.pgs@nb.MitsubishiElectric.co.jp
