
仁川国際空港第1ターミナルの到着ロビー案内板(c)news1
【08月20日 KOREA WAVE】韓国で秋夕(チュソク)の連休を控え、旅行会社が需要の取り込みを本格化させている。2025年は開天節まで続く7連休だったが、2026年の秋夕連休は9月24~27日の4日間。休みが短くなったことで、長距離より移動の負担が少ない日本や中国など近距離旅行に予約が集中している。
キョウォンツアーの旅行ブランド「旅行イージー」が9月23~27日に出発する予約を分析したところ、日本が全体の32.8%で最多となり、中国が25.4%で続いた。両国を合わせると58.2%に達し、全体の半数を超えた。
日本では東京や大阪などの大都市に加え、高松、松山、和歌山、対馬など地方都市にも需要が広がっている。航空路線の拡大や地方都市向け商品の増加が、短い連休でも新しい旅行先を訪れたいという需要を取り込んでいる。
ホテルズドットコムの検索データでも、韓国人旅行者の秋夕期間の海外旅行先として東京、福岡、大阪が上位に入り、沖縄や上海も人気を集めた。
日本人気を支えている要因の一つが円安だ。17日午後時点でウォン・円相場は100円=890ウォン前後まで円安が進んだ。飛行時間が短いうえ、現地滞在費の負担も相対的に軽くなり、短い連休の旅行先として日本を選ぶ動きが強まっている。
中国では従来型のパッケージ旅行と20~30代の都市型旅行が同時に伸びている。「旅行易」の中国予約では、太行山、白頭山、張家界など景勝地を中心とした商品が72.9%を占めた。一方、上海や重慶では若年層を中心に個人旅行が目立つ。
上海では漢服やチャイナドレス姿での撮影、人気インフルエンサー風メーク、スナップ撮影など、現地で体験してSNSに写真を残す旅行が人気となっている。中国旅行が名所を巡るだけでなく、自らSNS向けコンテンツを作るスタイルへ広がっている形だ。
日本と中国に需要が集まる中、東南アジアなど他の近距離旅行先も価格競争に乗り出している。旅行予約サービス「ヨギオッテ」によると、2026年の秋夕期間に東南アジアのパッケージ旅行を予約した顧客の1人当たり平均決済額は、2025年の秋夕に比べ約46%下がった。
同社は大阪、福岡、北海道、松山のほか、フーコック、セブ、張家界などを対象に秋夕出発の特価商品を展開。グアムでも航空券の割引キャンペーンが実施されている。
旅行業界関係者は、2026年は2025年のような長期連休ではないため、移動時間と旅行費用を重視する近距離旅行需要が相対的に強まるとみている。日本や中国だけでなく、価格競争力を前面に出す東南アジアなどでも需要獲得競争が激しくなるとの見方を示した。
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