2026年8月2日 14:00

“神の使い”に異変
今、奈良公園を遠く離れた住宅地などでシカの出没が相次ぎ、周辺住民が困惑しています。民家の庭に我が物顔で侵入したり、畑の野菜を食べたりするシカも…。なぜ奈良公園の外に群れを作っているのか?シカの頭数が増えている原因は?奈良市内の現状を2日にわたり取材しました。
■市街地に相次ぎシカ出没…奈良公園から離れた場所が“ミニ奈良公園”化
国の天然記念物で、“神の使い”とも呼ばれる奈良公園のシカ。2026年7月8日も、多くの観光客がシカと触れ合っていました。
しかし、この奈良公園のシカに今、異変が起きています。なんと、奈良公園から多くのシカが外に出て、遠く離れた街中が“ミニ奈良公園”と化しているというのです。
その現状を探るべく、番組は、奈良公園から2キロ以上離れた市街地を取材しました。そこにいたのは、車通りも多い街の公園でくつろぐ3頭のシカ。
すると、そのうちの1頭が車道を走っていきました。
(読売テレビ・柏﨑蒼馬ディレクター)
「道を渡っています、危ないですね。交差点のど真ん中で、シカが止まっています」
幸い事故はなかったものの、シカの動きが予測できないためか、車もとりあえず止まるしかないようです。
また、住宅街でも驚きの光景が…。
(柏﨑ディレクター)
「すごい数ですね。7頭のうちの4頭が、民家の植え込みの草を食べています」
別の場所では、空き地の草をムシャムシャと食べるシカの群れを発見しました。空き地の隣の家に住む人は、こうした光景が当たり前になっていると話します。
(空き地の隣の家に住む女性)
「2026年になってからシカに会う機会がすごく増えました。今日(7月8日)はすごく多いですね、いつもは2~4頭ぐらいなんですけど…」
8日、取材班は、雑草などを食べるシカの姿を何度も目撃しました。中には、角を器用に使ってポールを外し、侵入した空き地で草をむさぼるシカも…。
さらに、住宅街に出没するシカは、住民に直接的な被害も与えています。
(空き地の隣の家に住む女性)
「(植物も)すごくやられるんです。スイセンとかすごく食べられて、ツバキとかもしょっちゅうやられる」