2026年08月01日(土)20:00 pm
記事要約
・F1とホッケンハイムがドイツGP復活に向け初期交渉
・ドメニカリCEOが欧州市場の成長とF1開催への投資を強調
・2028年以降のドイツ放映権を巡り複数局が入札に関心
■F1とホッケンハイムが初期交渉、ドイツGP復活に希望
長年F1カレンダーから姿を消しているドイツGPに、復活への希望が見えてきた。
F1は、ホッケンハイムリンクとの間でドイツGP復活に向けた初期交渉を開始したことを明らかにした。ステファノ・ドメニカリCEOは、短期的な開催ではなく、長期的なパートナーシップを視野に入れていることも認めている。
ドイツはF1で輝かしい歴史を持つ一方、近年はカレンダーから姿を消してきた。
自動車に対する政治的な逆風や開催権料の高騰、公的支援の不足などが重なり、グランプリ開催は商業的に成り立たない状況となっていた。
ドイツで最後にF1が開催されたのは、コロナ禍で再編された2020年シーズンに、ニュルブルクリンクで追加開催されたアイフェルGPだった。
なお、ドイツGPとして最後に開催されたのは、2019年にホッケンハイムリンクで行われたレースだった。
■ドメニカリCEO「欧州は再び重要な市場に」
そうした状況の中、ドメニカリCEOは欧州市場の存在感が再び高まり、ドイツもF1の重要な候補地になりつつあるとの認識を示した。
「欧州市場も引き続き成長しています。再び重要な市場になりつつあります。数字も良好です。ホッケンハイム側から私たちに連絡があり、最初の話し合いを行いました」とドメニカリCEOは明かした。
「現在、サーキットの近代化を進めています。ただし、F1開催を検討するのであれば、投資が必要です。F1というプラットフォームには、一定水準の投資が求められます」
ホッケンハイムでは現在、ホテルや「Motorworld(モーターワールド)」と呼ばれる来場者向け施設を含む、2億5,000万ユーロ(約467億5,000万円)規模の再開発計画が進められている。
※1ユーロ=186.99円(2026年7月下旬の為替レート)で換算。2億5,000万ユーロは467億4,750万円、約467億5,000万円。
「私たちは短期的なことだけでなく、より長期的な協力関係を考えています」とドメニカリCEOは語った。
■ホッケンハイム側は慎重姿勢「報告できる結果はない」
一方、ホッケンハイムリンクのディレクターを務めるヨルン・テスケは、合意が近いとの見方に慎重な姿勢を示した。
「私たちはF1と定期的に連絡を取っています」とテスケは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語った。
「どのような枠組みになり、どのような機会やリスクがあるのか、全体像を把握したいと考えています。関心はありますが、現時点で報告できる結果はありません。グランプリ開催に向けた具体的な見通しが立てば、喜んで最新情報をお伝えします」
テスケはドイツのテレビ局『RTL』にも次のように語っている。
「双方がF1開催を望んでいることは、これまでにも十分に伝えられています。これまでと同様、私たちは採算の取れる形での解決策に関心があります」
■アウディ参戦とF4復活、ドイツ・モータースポーツに復調の兆し
ドイツのモータースポーツ復活を示す小さな兆しは、ほかにもある。
F1にはメルセデスに加え、ドイツメーカーのアウディが参戦し、FIA(国際自動車連盟)公認のドイツF4選手権も2027年に復活することが決まった。
さらに、ドイツのF1テレビ放映権をめぐる競争も激しくなりそうだ。
現在、『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュラント)』が保有する独占放映権は2027年末で満了を迎える。
「今回初めて、複数の放送局が入札への参加に関心を示すことになるでしょう」とドメニカリCEOは明かした。
さらに、F1としてドイツ国内で一定の無料放送を維持したい考えも示している。
「もちろん、私たちは放送局側と協議し、F1への注目をさらに高めるにはどうすればよいかを探っています。そのため、このテーマは現在も議題に上がっています。」
■関連記事
●F1ドイツGP復活には高い壁、シュタイナー「政治と産業界の後押しが必要」
●【F1】イモラが代替開催地に? ドメニカリCEOが可能性示唆 ホンダ新仕様PUはオランダGPで投入へ
●バーレーンGP復活は間に合うのか ピレリが明かす「約4カ月」の準備と物流の壁
TopNewsをフォロー・購読
前後の記事

フェルスタッペン恋人の母、ルクレール夫人の装いに苦言 削除されたコメントとは

【写真:SUPER GT富士|予選】ホンダがトップ3独占、プレリュードが初ポール!ARTA太田格之進が最速
