出雲大社神楽殿(島根県出雲市)の大しめ縄(長さ約13・6メートル、重さ約5・2トン)が7月、8年ぶりに架け替えられるのを前に、飯南町
注連縄(しめなわ)
企業組合などは20日、製作工程の大詰めとなる「
菰(こも)
掛け」を大しめなわ創作館(飯南町)で行った。

しめ縄の菰掛け作業に取り組む参加者ら(島根県飯南町で)しめ縄の菰掛け作業に取り組む参加者ら(島根県飯南町で)

 架け替え準備は、組合が出雲大社から依頼を受けて進めている。材料となる稲わらは、昨年5月に田植えを行い、同8月に収穫して乾燥・保管していた。今年3月からは、稲わらを束ねた
中芯(なかじん)
や、中芯を包む菰、房のように下がる円すい形の「シメノコ」作りなどを並行して実施。今月には、しめ縄を支えるつり木のヒノキを伐採するなど、着々と準備を整えてきた。

 この日は、組合員や、町観光協会が主催するバスツアーの参加者ら約45人が作業に協力。組合の那須久司事務局長が「この地域のしめ縄文化や技術を次世代へ引き継いでいきたい」と呼び掛けた。続いて、参加者は、組合の職人の指導を受けながら、長さ約17メートルの中芯を慎重に転がし、地元で受け継がれてきた技術で編み込まれた菰で巻きずしのように覆う作業に挑んだ。

 広島市の看護師の女性(75)は「歴史ある大しめ縄作りという貴重な体験ができて感激です」と笑顔。組合の菅武志代表理事は「皆の息がぴったりと合い、菰を隙間なくきれいに巻くことができた」と話していた。

 今後、7月18日には重機などを使って2本の太いしめ縄をねじり合わせる「大
撚(よ)
り合わせ」が行われ、完成した大しめ縄は、21日に出雲大社へ奉納される。

出雲大社神楽殿(2018年撮影)出雲大社神楽殿(2018年撮影)
関西発の最新ニュースと話題
あわせて読みたい

Share.