【写真を見る】「真摯な説明をいただいた」静岡市議会の議員を対象にしたリニアに関する説明会 JR東海が工事のモニタリング体制などについて説明 6月23日には県議会に対しても開催予定

<静岡市議会 丹沢卓久議長>
「不測の事態に対応するにあたって立証責任は住民側に問わないと示しているが、もう少し詳しく」

静岡市議会の全議員を対象に開かれたのはJR東海によるリニア中央新幹線に関する説明会です。静岡工区は、リニア沿線7都県で唯一着工していません。

<川勝平太 前知事>※2017年
「工事によって何のメリットもありません。すべてデメリットしかない。この工事を静岡県下ですることに対し、断固猛省を求めたい。考え直せということです」

2017年、川勝前知事が怒りを込めて発した、この言葉をきっかけにリニアをめぐる議論は熱を帯びました。

一方、静岡市は…

<静岡市 田辺信宏前市長>※2018年
「折り合いをつけさせていただきました」

田辺信宏前静岡市長は、着工に向けて必要となる道路整備などについて、2018年にJR東海と基本合意を結びました。

しかし、2023年には川勝前知事のもとでリニア問題を担当してきた元副知事の難波喬司氏が市長に就任。

古巣・県との連携が注目されましたがー。

<静岡市 難波喬司市長>
「ボーリングについては山梨県境まで掘ってもいいと思っています。300メートル前で止める議論については私は賛同しておりません」

県とは異なる考えも示しつつ、リニア協議を進めてきました。

約10年にも及んだ議論ですが、2026年3月にはJR東海と県が続けてきた「28項目の対話」が終了しました。さらに4月には、静岡市の協議会も議論を終えました。

6月18日の説明会で、JR東海は水資源や発生土への対応、モニタリング体制などについて説明しました。

<静岡市議会 丹沢議長>
「要対策土が想定以上に発生してきたとか、質的なものであるとか、さまざまな想定を超えるものがあったときにどのように対応していくのかをもう一度ご説明いただきたいです」

丹沢議長は、「真摯な説明をいただいた」としたうえで、今後も議会として状況を注視していく考えを示しました。

JR東海は6月23日、県議会に対しても説明会を開く予定で着工に向けた理解を広げられるかが今後の焦点となります。

静岡放送

Share.