
中国の国旗(2025年4月7日撮影)。(c)HECTOR RETAMAL/AFP
【AFP=時事】中国政府は16日、ウクライナに派遣されたロシア軍兵士を中国が訓練したとする欧州連合の主張について、「純然たる中傷だ」と強く非難した。この問題をめぐっては、EUの外交トップが新たに懸念を表明したばかりだった。
2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、中国は自らを「中立な立場」と主張してきたが、ウクライナの同盟国である欧米諸国は、中国が緊密なパートナーであるロシアを密かに支援しているとして非難してきた。
EUのカヤ・カラス外交安全保障上級代表(外相に相当)は15日、「中国軍がウクライナで戦うロシア軍兵士を訓練しているという報告を検証・確認した」と言明。中国をこの戦争における「決定的な手助けを成す存在」と呼んで非難した。
定例記者会見でこの発言について問われた中国外務省の報道官は「この主張には事実の根拠がまったくない。純然たる中傷であり、泥を塗る行為だ」と反論した。
複数のメディアは先月、欧州の情報機関が「中国が(ロシア軍の)訓練を実施した」と判断していると報じていた。
また、EUの高官も12日にこの報道を事実と認め、訓練は中国国内の複数の場所で行われており、「数百人」の兵士が関与していると説明していた。
カラス氏は15日、これらの動きへの対抗措置として、EUがすでに複数の中国企業(団体)に対して制裁を科したことを明らかにした。
ウクライナ侵攻開始以降、中国とロシアの関係は強化されており、中国は外交的に孤立したロシアに対し、経済的支援を提供し続けている。
【翻訳編集】AFPBB News
