日用品とジオラマ用人形でユーモア満載の世界を作り出す、田中達也さんの展覧会「MINIATURELIFE(ミニチュアライフ)展2」が、佐賀市の県立美術館で開かれている。佐賀限定の「佐賀し求めていた逸品」をはじめ、なるほど、とうなってしまう発想豊かな約170点が並んでいる。

「佐賀し求めていた逸品」 (C)︎ Tatsuya Tanaka

 日用品とジオラマ用人形でユーモア満載の世界を作り出す、田中達也さんの展覧会「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2」が、佐賀市の県立美術館で開かれている。佐賀限定の「佐賀し求めていた逸品」をはじめ、なるほど、とうなってしまう発想豊かな約170点が並んでいる。

 田中さんは身の回りの物を別の何かに見立てた不思議な世界を構築し、写真や立体で表現してきた。展覧会ごとに開催地をテーマにした限定作品も評判で、今回の佐賀では、白い貝殻を有田焼風の陶器に見立てた「佐賀し求めていた逸品」の写真と立体を初公開した。

 作品に欠かせないジオラマ用人形はここにも登場し、工房らしき空間で、タオルを頭に巻いた2人の男性が作業をしている。ろくろを引く男性の手元にはらせん状の細長い貝があり、今まさに手で仕上げたつぼのよう。もう一方の男性は、貝殻の皿に絵筆を向ける。染付の器だろうか、周囲には華やかな完成品がある。

 「模様は有田焼をイメージしつつ、一つ一つ手描きした。じっくり見てもらえたら」と田中さん。貝の表面にはニスを塗ってツヤを出しているという。

 作品を制作する上で分かりやすさを大切にしている田中さんは「有田焼はみんなが思い浮かべる日本の焼き物なので取り入れやすかった」と話していた。(清川千穂)

 ▼「MINIATURE LIFE展2」は5月10日まで。午前9時半~午後6時(午後5時半最終入場)。4月4日には田中さんによるサイン会が午前11時から行われる。