シングルス:奈良岡、ファイナル行きを守れるか?
オーストラリアオープン2025のシングルスには、男子5名、女子3名、総勢8名の日本代表がエントリーしている。
なかでも注目したいのは、国内で開催された前週ツアーの熊本マスターズ2025において、唯一日本代表で優勝を果たした男子代表の奈良岡功大だ。
パリ202オリンピック日本代表も務めた奈良岡は、熊本マスターズの1回戦から準決勝まですべてストレート勝利を飾って決勝に進出。そして、その決勝ではパリ2024でともに日本代表として出場した西本拳太と対戦した。ホームでのオリンピアン2人による日本勢対決、そして大会最終日の最終競技として実施されたこともあり、息を呑むような試合展開が繰り広げられ、会場には大きな歓声が響いた。
第1ゲーム(21-11)を奪って、先に王手をかけた奈良岡だったが、続く第2ゲーム(10-21)では西本が奪い返して逆王手。そして、最終のゲームでは、中盤に奈良岡が連続ポイントを決めてリードを作ると、その勢いのまま西本を振り切って、21-15で試合終了。第3ゲームを奪った奈良岡が、およそ2年ぶりとなるワールドツアー制覇を成し遂げた。
バドミントン スピリットよると、試合後のインタビューで奈良岡は「日本の大会で優勝できたことは、すごく価値があったと思っています。次につながるような試合だったなと思います」と振り返り、連戦となるオーストラリアオープンに向けても「目の前の試合を頑張りたい」と意気込みを語っている。
熊本マスターズを制したことにより、最新(11月18日付)のワールドツアーランキングで奈良岡は8位に上昇し、上位8名によるファイナル大会の出場圏内入りを果たした。しかし、ギリギリの出場ラインにいるため、よりファイナル出場を確実にするためにも今大会でより上位の成績を残し、より高いポイントの加算が必要となる。
奈良岡のラストスパートから目が離せそうにない。
