大腸がん手術後に80代女性死亡 高知・幡多けんみん病院 主要な血管「問題ない」と切除
2026年10月27日(火) PM7時23分
高知県宿毛市の幡多けんみん病院は2025年3月に行った腹腔鏡手術で患者が死亡する医療事故があったと発表しました。
高知県内在住の80代の女性は2025年3月、幡多けんみん病院で腹腔鏡による直腸がんの手術を受けましたが、3日後に多臓器不全で死亡しました。
手術では患部の臓器と一緒に臓器につながる主要な3本の血管のうち1本を切除しましたが、残りの2本が何らかの原因で閉鎖していて、血流が遮断されたため死亡したということです。
手術前のCT検査では血管の異常が指摘されていましたが、主要な3本の血管は通常、血流が止まることはないことから主治医は1本を切除しても問題ないと考えました。
3本のうち1本の血管を切除する手術は一般的に広く行われている手法で、残る2本が閉鎖する女性の血管の異常は極めてまれだということです。
ただ、CT検査結果を慎重に検討していれば別の対処ができた可能性もあったとしていて、幡多けんみん病院はCT画像を主治医以外も共有し、治療方針について検討する体制をつくるなど再発防止策を講じています。
