26年分 路線価 水戸・古河など上昇に転じる つくば市が12年連続トップ TX沿線が茨城県全体けん引

12年連続で県内最高価格のつくば市吾妻1丁目「つくば駅前広場線」=同市で

 関東信越国税局が発表した2026年分の路線価(1月1日時点)によると、茨城県内平均の対前年変動率は1・4%増加し、4年連続で上昇した。県内の調査地点の最高価格は、TXつくば駅付近のつくば市吾妻1丁目(つくば駅前広場線)で12年連続のトップ。TX沿線の地価上昇が、県全体をけん引する状況が続いている。(酒井健)

 県内8税務署の最高価格路線価の順位は前年と同じ。1位のTXつくば駅付近は1平方メートル当たり40万円で、前年より11・1%上昇した。2位はTX守谷駅付近の守谷市中央1丁目(守谷駅西口ロータリー)で同25万円で同8・7%の上昇。3位はJR水戸駅付近の水戸市宮町1丁目(水戸駅北口ロータリー)で同22万5千円。25年に3位に後退したが、26年の対前年変動率は2・3%で、横ばいから34年ぶりに上昇した。4位のJR古河駅付近、5位のJR勝田駅付近も横ばいから上昇に転じ、今年は県内8署のうち5署が上昇した。

 調査に携わった不動産鑑定士の羽場睦夫さんは、TX沿線について「つくばは人口が増え、人が集まる。守谷も始発駅として需要が大きい。どちらも千葉県の沿線駅より割安感がある」と指摘。JR水戸駅付近は「近隣地域の人口が集まり、店舗やマンションの需要がある」とする。JR古河駅付近もマンション用地の需要が増えているという。

 県全体の平均変動率の上昇率は、昨年分の1・0%から1・4%に伸びた。関東信越国税局(茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、長野)管内では、埼玉が5年連続、長野が3年連続、栃木が2年連続で上昇。群馬が昨年の下落から0・1%の上昇に転じた。

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