相続税などの基準となる土地の価格「路線価」が7月1日、公表されました。都道府県庁所在地の最高路線価を比べると、佐賀市が全国トップの上昇率となりました。そのワケは。

■平山翼記者
「福岡県内で最も路線価が高かったのは、おなじみのここ、福岡市・天神のパルコ前です。1平方メートルあたり992万円でした。」
46年連続で県内トップとなった福岡パルコ前の路線価は、去年に比べ、2.5パーセント上昇しました。

都道府県別の平均上昇率を見ると、福岡県は去年に比べ4.2パーセント上昇し、上昇率は全国7位でした。
佐賀県は去年に比べ4.5パーセント上昇し、上昇率は東京、沖縄、大阪に次いで全国4位となっています。

そして、都道府県庁所在地の最高路線価を比べた場合、全国トップの上昇率となったのは。
■平山記者
「緑やベンチが設置され、市民の憩いの場として整備されたこちらの場所は、佐賀駅前です。」
佐賀市の最高路線価となったのは、佐賀駅前の駅前中央通りです。1平方メートルあたり27万5000円で、去年に比べ17パーセント上昇しました。

41年連続で全国最高額となり去年からおよそ500万円もアップした、東京・銀座の鳩居堂前よりも、高い上昇率です。
■街の人
(Q.銀座の上にランクインしていますが?)
「銀座。価格の桁が全然違うから。県民としては、県庁所在地の土地が高いというのが全国にアピールできたらいいかもしれませんね。」
「意外です。理由を知りたい。」

なぜ大幅に上昇したのか。不動産鑑定士は。
■不動産鑑定士・浅川博範さん
「佐賀駅前は、駅前であるにもかかわらず安いので、分譲マンションも佐賀だったら収支がある程度見込める。」
佐賀駅前の通りの上昇率は全国トップですが、価格は1平方メートルあたり27万5000円ということで、福岡県久留米市よりもおよそ10万円低くなっています。

さらに。
■平山記者
「佐賀駅から歩いて5分ほどの場所では、ホテルの建設が進められています。」
佐賀駅周辺では、ホテル用地としての土地取得が活発です。
全国展開している「スーパーホテル」は、来年冬ごろに開業予定です。さらに「アパホテル」も、すでに営業中の施設の隣に、再来年に開業予定の新館を建設すると発表しています。
その背景には、福岡都市圏のホテル不足があるといいます。
■不動産鑑定士・浅川さん
「少し福岡市から離れた所に泊まらざるを得ない時、40分ほどで博多から佐賀まで行けますので、当然、宿泊の可能性として選ばれるエリアではないかと思います。」
福岡都市圏で土地の価格が上がる中、その影響は県を越えて佐賀市にまで及んでいます。
