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ベトナムのLCC最大手であるベトジェットエアが、オーストラリアの国内線市場へ参入する動きを見せていることが明らかになりました。地元経済紙のオーストラリアン・フィナンシャル・レビューが報じました。
同紙の報道によりますと、ベトジェットエアはすでにオーストラリア民間航空安全局(CASA)に対して、航空運送事業許可(AOC)取得に向けた申請手続きを進めている模様です。
現在のオーストラリア国内線市場は、カンタス航空グループ(カンタス・ジェットスター)とヴァージン・オーストラリアによる強力な寡占状態にあります。直近では、独立系LCCとして市場に参入していたボンザ(Bonza)が経営破綻により撤退したばかりであり、LCCのポジションに明確な空白が生まれていました。この空白地帯を巡っては、すでに参入を計画している「コアラ航空(Koala Airlines)」や、新たに設立計画が浮上した「Zinc(ジンク)」といった新興LCC勢力が名乗りを上げており、ベトジェットエアもこの市場の隙間を絶好の機会と捉えて参入レースに加わるものとみられます。
同社は現在、ベトナムをハブとしてシドニーやメルボルン、ブリスベンなどオーストラリアの主要5都市へワイドボディ機による国際線を積極的に展開しています。現地での国内線ネットワークを自前で構築できれば、オーストラリアの地方都市から主要空港へ乗客を集約し、自社のベトナム路線や、その先のインド・南アジア方面へと送客する強力なフィーダー網が完成することになります。
過去には多くの新興勢力が高い運航コストや既存大手の壁に阻まれ、撤退を余儀なくされてきたオーストラリア国内線市場。アジアを代表するLCCが、現地法人設立という直接対決のカードでどのように市場シェアを奪いにいくのか、CASAの審査動向を含め、今後の展開に大きな注目が集まっています。Photo : Vietjet Air
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