【写真を見る】結婚式の舞台は村全体 人口約630人 過疎化が進む村で途絶えかけていた『村総出のおもてなし』 山梨・小菅村

そこには、村の未来へとつながる素敵な出会いと温かく見守る恩師の姿がありました。

「おめでとう」
あたたかな歓声に包まれリーフシャワーの中を歩く新郎新婦。

「乾杯」
祝福しているのは親族・友人だけでなく村長や村民も。

「新郎新婦のゲストはもちろん、知り合いではない村人も参加してみんなでおもてなしをする。そこが一番面白いところですね」

そして会場の隅から幸せそうな二人を見守る女性。

「すごくうれしかったんです」

実は新郎と深い関わりがありました。

新郎は小菅村出身で村役場勤務の小泉希結さん(25)、新婦は群馬県出身のあいさん(34)。

2年前に村内のイベントで出会ったことをきっかけに惹かれ合い、結ばれました。

そんな2人が人生の節目に選んだのは村全体で結婚を祝う『エシカルウエディング』です。

エシカルウエディングを開催するNIPPONIA小菅源流の村 谷口峻哉番頭:
「(小菅村には)結婚する相手を村に招いて、村総出で結婚式をおもてなしする文化があったが、だんだん若者が減り村での結婚式もしばらく行われていなかった。それを復活させようと思って始めた」

3年前に始まったこの取り組み。
これまでは村の外のカップルが中心でしたが、初めて『地元の若者』が挙げることになりました。

「うれしくてたまらないですね」

この結婚式を心待ちにしていた人がいます。

村に住む佐藤千代子さん(67)です。
実は…
佐藤千代子さん:
「小学校1年、2年の時に担任していた。ここで彼が結婚式を挙げると聞いて協力したいと思って」

新郎、希結さんの元担任です。

35年の教員歴で およそ300人の子どもの担任をしてきた佐藤さんは、教え子の結婚式に立ち会うのは今回が初めてのこと。

かつての教え子が地元で結婚する喜びはひとしおです。

佐藤さん:
「コアジサイというお花です」

式の前日、佐藤さんと新郎新婦は近くの山の中に。

佐藤さんは趣味の生け花を生かし、会場のテーブルやブーケに使う花を一緒に摘んでいました。

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