オーストラリア産業・科学・資源省(DISR)は5月5日、グローバル科学技術外交ファンド(GSTDF)第2ラウンドの戦略的要素として、人工知能(AI)、先端製造、量子、水素分野などの国際協力プロジェクト9件に資金を提供すると発表した。

(出典:豪政府)

GSTDFは、オーストラリアの研究者と企業を支援する目的を絞ったプログラムであり、主要な科学技術分野で優先パートナーとの国際協力、商業化、イノベーションを後押しする資金を提供する。今回資金を受けるプロジェクトは、AIや先端製造を含むオーストラリア政府の優先分野に重点を置く。

採択されたプロジェクトは以下の通りである。

先端ナノ多孔質水素貯蔵材料の製造をAIで最適化
水産養殖における薬剤耐性に対処する先端生物学技術
精密がん放射線治療に用いる同種初のセラノスティック薬剤の製造プロセス
持続可能な開発に向けたAIによる沿岸海域の水質予測
自己組織化する地球低軌道衛星ネットワークのための機械学習フレームワーク
先端製造工場における協働ロボット向けAI
印刷されたナノ材料を用いたフィジカルAIセンサーネットワークの製造
月探査に向けたAIを用いた測位技術
量子技術の幅広い導入に向けた量子グレード・ナノダイヤモンド

これらのプロジェクトで、オーストラリアの研究者はシンガポール、ベトナム、日本、マレーシア、ニュージーランド、韓国の相手方と協力する。同プログラムは、オーストラリア技術科学工学アカデミー(ATSE)がオーストラリア科学アカデミー(AAS)と連携して運営する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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