ロシア・モスクワのクレムリン宮殿(c)AFP/news1

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【05月06日 KOREA WAVE】韓国統一省当局者は4月30日、記者団に対し、2025年2月から空席となっていた韓国の駐ロシア大使館の統一安保官について、5月に公募手続きに入り、新たな統一安保官は8月に赴任する予定だと明らかにした。

韓国外交省の駐在官募集公告では、5月4~11日に願書を受け付け、書類審査と面接を経て、7月初めに最終合格者を決める。任期は3年となる。

駐ロシア大使館の統一安保官ポストは、2022年の行政安全省による「政府横断統合活用定員制運営指針」に基づき、廃止が決まっていた。その後、2025年11月に同指針が廃止され、職位が復元された。ただ、2025年2月に前任の統一安保官が帰国した後、後任は補充されていなかった。

統一省当局者は復活の背景について、「現在、北朝鮮とロシアの密着が非常に深まっている状況であり、統一安保官はそうした部分をしっかり把握する業務を担うことになるだろう」と説明した。

統一安保官は、韓国政府の統一政策や南北関係の懸案に関する立場を駐在国に伝える役割を担う。現在、統一安保官が派遣されている国は米国、中国、日本、ドイツの4カ国だ。

この当局者は、北朝鮮を「朝鮮民主主義人民共和国」、または「朝鮮」と呼ぶ問題について政府が公論化すると明らかにした点についても説明した。「北側の体制を尊重し、いかなる形の吸収統一も追求せず、一切の敵対行為をする意思もないという『対北政策3原則』の大きな枠組みの中で、北朝鮮と尊重を基盤に信頼を築き、対話を進める部分を考慮する必要があるのではないか、という一部の問題提起があった」と述べた。

そのうえで「そうした次元で、公論化や意見を聞く手続きを進めている」と付け加えた。

この問題を議論するため、4月29日に統一省の後援で開かれた韓国政治学会主催の学術会議「北韓か、朝鮮か」について、討論者の構成が偏っているとの指摘が出たことに関しては、「討論者の中には反対の立場を持つ方もいた」と説明した。

さらに「公論の場を通じて十分に議論し、慎重に検討していくという立場であるため、今後もさまざまな方式で意見を聞き、議論する機会があるとみられる」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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