読売旅行の企画担当者が案内 入場0円予約不要の神テーマパーク5選【大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山】

ヨーロッパにいるような気分に(公社・和歌山県観光連盟提供)

 まとまった休みはうれしいが、みんなで出かけるとカネがかかる──。そんな悩みを解消してくれるのが、入場無料で楽しめる施設だ。そこで観光スポットに詳しい読売旅行の企画担当者に、懐を痛めず遊べて大満足の「神」テーマパークを紹介してもらった。第2弾は西日本編だ。

  ◇  ◇  ◇

■ポルトヨーロッパ(和歌山・毛見)

 和歌浦に浮かぶ人工島にあるテーマパークで、ヨーロッパの街並みが再現されたエリアを無料で自由に散策できる。レンガ造りの建物に囲まれながら石畳を歩いていると、自然と非日常の空間に誘い込まれてゆく。

■フランス、イタリア、スペインの街並みを再現

 パーク内は「フランスの街並み」「イタリアの港街」「スペインの古城」と大きく3つのエリアに分かれていて、写真映えするスポットも多い。スマホなどの設置台を設けているところでは、セルフタイマーを使っての撮影もできる。

「近くには入園無料の黒潮市場もあり、生マグロの解体ショーも毎日行われています」(大阪企画チームの羽畑七海さん)

 切り分けられたマグロはその場で購入することができる。そのほか、寿司や海鮮丼を食べられる飲食コーナーやバイキングレストランも充実。海鮮バーベキューも楽しめる。

 ジェットコースターやメリーゴーラウンドといったアトラクションは有料だ。帰りに立ち寄れる温浴施設もあり、最後まで飽きさせない。

(住)和歌山県和歌山市毛見1527
(℡)0570-064-358

あわじ花さじき(兵庫・淡路島)

■甲子園球場の4倍。絵画のような花のじゅうたん

 甲子園球場の4倍という広大な敷地いっぱいに季節の花が咲き誇る。淡路島北部の高原にある県立公園の花畑。展望デッキから明石海峡大橋や大阪湾を背景にした色とりどりの花々を見下ろす景色は、一幅の絵画のように美しい。

「花のじゅうたんを敷き詰めたような光景が目の前に広がります。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスと、一年を通して楽しめるため、ツアーでも人気の立ち寄りスポットです」(羽畑さん)

 入園料は無料。ただし、駐車料金が1回200円必要だ。

 園内には、淡路島の野菜や果物などを扱う直売所があり、特産品のタマネギなども購入できる。

 絶景を望むカフェにはテラス席も併設されており、穏やかな風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。

(住)兵庫県淡路市楠本2805-7
(℡)0799-74-6426

青木松風庵月化粧ファクトリー(大阪・阪南)

■2秒に1個売れる饅頭の焼きたてを試食

 大阪で2秒に1個売れる──。人気土産「みるく饅頭月化粧」の製造工程を見学できる“観光工場”だ。予約なしで入場は無料。ふらっと訪れてガラス越しに見られる手軽さが受けている。

「見学すると、最後に1人につき1個、焼きたての『月化粧』が試食できます」(羽畑さん)

 それまでに展示コーナーを順路に沿って歩き、お菓子の歴史や、青木松風庵で実際に使っている素材について学ぶ。所要時間は30分ほど。見学後にショップに立ち寄ったら、同工場の限定商品やキャラクターグッズも販売しているという。

 工場の2階では、お菓子作り体験教室も開催。希望者はホームページで開催日を確認した上で予約(有料)が必要だ。

(住)大阪府阪南市黒田453-15
(℡)072-470-2525

atelier京ばあむ おたべ本館(京都・西九条高畠町)

■和と洋のお菓子の生地作りから箱詰めまで

 生八ツ橋の「おたべ」と、抹茶を用いた豆乳とのコントラストが印象に残るバウムクーヘン「京ばあむ」を展開する菓子メーカーは、それぞれのブランドを冠した施設「おたべ本館」と「atelier京ばあむ」で製造工程を公開している。道を挟んで向かい合っていて、セットで訪れる人がほとんどだ。

 工場見学は予約不要。生地作りから箱詰めまで、一連の流れを窓ガラス越しにじっくりと観察できる。

「おたべの方は見学する通路で試食もできます。京ばあむの試食はありませんが、おいしさの秘密が展示で分かりやすく説明されています。和菓子と洋菓子の両方を楽しめて、お得感たっぷりですよ」(羽畑さん)

 それぞれ手作り体験(完全予約制、有料)も実施している。「おたべ本館」では生地作りから三角形に仕上げるまで、「京ばあむ」ではミニサイズの抹茶バウムクーヘンをじっくり焼き上げる本格的な体験ができる。

「おたべ本館」
(住)京都府京都市南区西九条高畠町35-2
(℡)075-681-8284

「atelier京ばあむ」
(住)京都府京都市南区西九条高畠町1
(℡)075-585-3795

ラ コリーナ近江八幡(滋賀・近江八幡)

■自然に囲まれた独特な世界観の散策で充実感が

 田んぼや草木に囲まれた広大な敷地の中に、大きな屋根が草に覆われている建物──。訪れた人はみな、独特の世界観に圧倒される。合わせもなかの「ふくみ天平」で知られる有名な菓子メーカー「たねや」が近未来の自然との共生を表現した施設だ。

「入場料も駐車場代も無料です。草木は季節に合わせて自然に色を変え、違う表情を見せてくれるので、散策するだけでも充実感があります。1時間では回りきれないほどです」(羽畑さん)

 洋菓子部門が独立した「クラブハリエ」の工場もあり、バウムクーヘンが焼き上がる様子も見学できる。

「カフェやフードコートも併設されています。そこで私が特にオススメしたいのがジャージー牛乳を使ったバウムソフトです。ソフトクリームの上にバウムクーヘンの生地で作ったサクサクのサブレみたいなのがのっていて、すごくおいしいんです」(羽畑さん)

 ショップではたねやとクラブハリエの両方の菓子を数多く販売する。土産選びの時間も残しておこう。

(住)滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
(℡)0748-33-6666

Share.