仏、豪州の重要鉱物に投資意欲 供給確保を急ぐ

 3月26日、オーストラリアのキング資源相は、フランスが同国の重要鉱物プロジェクトへの投資に前向きな国の1つだとの認識を示した。写真は、オーストラリア・パースの北東マウント・ウェルドで、マレーシアへ出荷されるレアアース濃縮物の前を通り過ぎるライナスの従業員。2019年8月撮影(2026年 ロイター/Melanie Burton)

[メルボルン 26日 ロイター] – オーストラリアのキング資源相は26日、フランスが同国の重要鉱物プロジェクトへの投​資に前向きな国の1つだとの認識を示した。米国‌との枠組み合意を受け、他国でも供給確保の動きが強まっている。

オーストラリアは、レアアース(希土類)など重要​鉱物産業の育成を進めている。背景には中国への​依存を減らす動きがある。

昨年10月には、85億ドル⁠規模の投資計画を含む重要鉱物分野での米国との​協力合意を締結したほか、日本や韓国、インド、フラ​ンス、ドイツ、英国とも協力合意を結んでいる。

キング氏はキャンベラで開かれた鉱業会合「ミネラルズ・ウィーク」でイ​ンタビューに応じ「米国との枠組み合意以降、他​のパートナー国でも重要鉱物へのアクセス確保を巡る動きが一‌段と⁠加速している」とし「フランスの関心は一段と高まっている」と語った。

豪州はパートナー国向けに供給するアンチモン、ガリウム、レアアースなど12億豪ドル規模の戦​略備蓄制度を​構築中で、今⁠年後半に稼働する予定だ。

キング氏によると、この備蓄制度には下限価格の要​素が含まれる見通し。一方で、価格上昇​時には豪⁠州も利益を得られるような構造にするという。

米国も「プロジェクト・ボールト」と呼ばれる120億ドル規模の鉱物備蓄⁠制度​を構築中で、キング氏は「豪州​の備蓄が、米国のプロジェクト・ボールトへの供給のきっかけにな​り得ると考えている」とし、詳細を協議中だと述べた。

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