中川監督は2014年『愛の小さな歴史』、2015年『走れ、絶望に追いつかれない速さで』と2年連続で日本映画スプラッシュ部門(当時)に出品。「10年たって新しい仲間と戻ってこられてうれしい。監督としての幅が広がっていく中で、自主映画を撮っている時の気持ちで原点回帰した作品なので感慨深い」と喜びをかみしめた。

寛一郎も河瀨作品に出演したことがあり、「今回、母親役のキャストを聞いて『マジで?』となったことを覚えている」と告白。すると河瀨が、「中川くんと私は監督、役者なんだから、今度は寛一郎が監督にならなあかん」とムチャぶり。寛一郎は「イヤですね。面倒くさい」とあっさり拒否し、会場の笑いを誘った。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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