ロシア軍機2機がリトアニア領空侵犯、NATO戦闘機緊急発進

バルト3国のリトアニアは23日、ロシア軍機2機が約18秒間にわたりリトアニア領空を侵犯したと明らかにした。写真はリトアニアのルギニエネ首相。ポーランドの首都ワルシャワで7日撮影(2025年 ロイター/Kacper Pempel)

[ビリニュス 23日 ロイター] – バルト3国のリトアニアは23日、ロシア軍機2機が約18秒間にわたりリトアニア領空を侵犯したと発表した。リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)加盟国。領空侵犯を受け、NATOバルト空域防空任務に参加していたスペイン空軍の戦闘機が緊急発進した。

リトアニア軍によると、領空を侵犯したのはロシア軍のスホイ30戦闘機とイリューシン78空中給油機。23日GMT1500(日本時間24日午前0時)ごろ、ロシアの飛地カリーニングラード方面からリトアニア領空に約700メートル入った。給油訓練任務中だった可能性があるとしている。

ロシア国防省は、いずれの訓練機も他国の領空を侵犯していないと表明した。

リトアニアは今回の問題について、NATOの最高意思決定機関である北大西洋理事会に報告した。また、在リトアニアのロシア外交団のトップを呼んで厳重に抗議した。

リトアニアのルギニエネ首相はフェイスブックへの投稿で「今回の事件は、ロシアが国際法と近隣諸国の安全を無視し、テロ国家のように振る舞っていることを改めて示している」と非難した。

バルト3国では9月19日にエストニアの領空をロシアのミグ31戦闘機3機が12分間にわたり侵犯。その際、エストニアはNATO条約第4条に基づく協議を要請した。

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