【ローマ聯合ニュース】イタリアを国賓として訪問している韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は11日(現地時間)、イタリアのマッタレッラ大統領との首脳会談後、ローマの大統領官邸で共同記者発表を行った。李大統領は発表で、「両国交流の142年という長い信頼の時間と同じく、協力の裾野も広がっている」とし、「これまでに蓄積された信頼と絆を基盤に、共同繁栄に向けた新たな協力の章を開いていく」と述べた。

首脳会談前の歓迎式典に出席した李在明(イ・ジェミョン)大統領(左)とイタリアのマッタレッラ大統領=11日、ローマ(聯合ニュース)
また、「韓国大統領として26年ぶりに、国賓としてイタリアを訪問でき光栄に思う」とも述べた。特に李大統領は「本日、両首脳は両国間協力をさらにダイナミックに発展させるという意思を込め、両国関係を『特別戦略的パートナー関係』に格上げすることで合意した」と発表した。
また「あすローマで、約30社の両国企業が参加する『韓イタリア・ビジネスラウンドテーブル』が開かれる。半導体や人工知能(AI)、防衛産業、宇宙航空、エネルギー、バイオなど、さまざまな分野で成長の機会を模索する非常に有意義な時間になるだろう」と期待を示した。
さらに、「今回締結される『中小企業協力に関する了解覚書(MOU)』と『社会連帯経済協力に関する了解覚書』が、両国の社会的連帯経済のエコシステムを活性化する重要な足がかりになる」と強調した。
李大統領は、今年1月にイタリアのメローニ首相が訪韓した際、同国の税制優遇措置「超減価償却制度」(企業が新規設備を導入する場合、実際の購入価格より高い金額を費用として認め、法人税負担を軽減する制度)について協議したことに触れ、「イタリアの政府と議会が機敏に対応してくれ、わが国の企業に不利な要件が解消された」と謝意を伝えた。あわせて「韓国側もイタリア企業の円滑で安定的な活動に向け、関心を払っていく」と約束した。
先端産業や科学技術分野の協力拡大についても言及した。李大統領は「韓国とイタリアは2026年から28年までの3年間、AI、先端バイオ、宇宙・海洋・航空、半導体・ディスプレーなど8分野の共同研究課題を支援している。特に両国の宇宙庁は、人工衛星の軌道や位置を共同で追跡し、危険に対して連携して対応している」と指摘。今回採択した「先端科学技術およびICT(情報通信技術)協力に関する了解覚書」により、こうした流れがさらに加速すると強調した。
文化協力については、「両国が締結する映画の共同製作協定により、文化産業の振興に向けた機会を創出していく」とし、「今回の訪問を機に、ローマ文明の起源と歴史が刻まれた遺跡『フォロ・ロマーノ』で、初めて韓国語のオーディオガイドサービスが開始される」と説明した。
そのほか、「13日のフィレンツェ訪問に合わせ、韓国の国立中央博物館とフィレンツェのウフィツィ美術館の間で了解覚書が締結される予定だ」と明かし、これに対する積極的な支援を表明した。
中東紛争をはじめとする国際情勢に関する協議についても紹介した。
李大統領は「昨今の中東紛争に起因するサプライチェーン危機を経験し、友好国間の協調の必要性を切実に体感している」とし、「両国はエネルギー安全保障とサプライチェーンの安定を共に図り、緊密に意思疎通し、協力していくだろう」と述べた。
また李大統領はマッタレッラ大統領に朝鮮半島の平和共存と共同成長のための構想について説明。マッタレッラ氏は韓国政府の対話と協力への意志を高く評価し、朝鮮半島の平和と安定のために共に努力すると表明したという。
最後に李大統領は、両国の協力事項を継続的に点検していくため、「2026―2030韓・イタリア戦略的行動計画」を発表する予定だと紹介した。
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